『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』には従来の「ゼルダの伝説」のように地域ごとに雰囲気の異なるダンジョンが用意されている
その土地ならではのダンジョンが楽しめる
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』には、従来の「ゼルダの伝説」のように地域ごとに雰囲気の異なるダンジョンが用意されていることが判明した。
任天堂の公式サイトで公開されたインタビュー「開発者に訊きました」にて、本作の開発チームは、一部のファンからやや単調だと言われていた『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の「神獣」というスタイルから離れたことを明かした。
「その土地にあったユニークなダンジョンを用意しているのでバリエーション豊かなご当地感を楽しんでいただけると思います」とテクニカルディレクターの堂田卓宏は述べている。
"今作では、従来の「ゼルダの伝説」のように地域ごとに雰囲気の異なるデカいダンジョンがある"
続けて、アートディレクターの滝澤智は、本作のダンジョンが『ゼルダの伝説 時のオカリナ』や『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』といった過去作に登場したダンジョンに似たものになると語っている。
「そのバリエーション豊かってのが、なかなかに手強かったですね。前作はある程度デザインが共通している四体の神獣がダンジョンになっていたのですが、今作では、従来の『ゼルダの伝説』のように地域ごとに雰囲気の異なるデカいダンジョンがあるのでやりごたえもガッツリあると思いますが、つくりごたえも同じようにガッツリ(笑)」
トレーラー第3弾で、ダンジョンと思われるものが一瞬だけ紹介され、懐かしいボスの姿も確認されていたが、おなじみのスタイルのダンジョンが復活することが正式に確認されたのは今回が初めてだ。
ゲームディレクターの藤林秀麿は、ダンジョンの始まり方について触れ、本作の空のエリアを最大限に活用していることを明かした。
「例えばフィールドから地続きにつながっているダンジョン。空からダイビングで急降下してそのままダンジョンに突入してイベントが発生したり、前作にはなかった新しい感覚を味わっていただけると思います」
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は、2023年5月12日発売。待望の続編の発売に向けて少しずつ情報が明らかになっており、以前から『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』のマップを使用しようと考えていたことも判明している。
さらに、ガノンドロフが登場することもわかっている。こちらは、『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』の喜多川祐介役や『オーバーウォッチ』のコール・キャスディ役で知られるマシュー・マーサーが声を担当するという。
また、SNSで話題になったバケツをかぶったNPCのほか、任天堂の懐かしのおもちゃを基にした「ウルトラハンド」、『ゼルダの伝説 時のオカリナ』の敵が登場するようだ。なお、本作のファイルサイズは歴代のSwitch向けファーストパーティーゲームで最大となる。価格は、米国において任天堂史上初の70ドル(日本ではダウンロード版が7900円)になるが、任天堂はその価値が十分にあると約束している。