犬のふん放置、DNAで取り締まり イタリア都市が追跡システム

犬のふん放置、DNAで取り締まり イタリア都市が追跡システム
 イタリア北東部のトレンティーノ・アルト・アディジェ州ボルツァーノ市で、街中に放置される犬のふんに対処するため、愛犬のDNA登録を飼い主に義務付け、追跡調査が可能なシステムを導入する。ローマで2017年12月撮影(2024年 ロイター/MAX ROSSI)
[ローマ 17日 ロイター] - イタリア北東部のトレンティーノ・アルト・アディジェ州ボルツァーノ市で、街中に放置される犬のふんに対処するため、愛犬のDNA登録を飼い主に義務付け、追跡調査が可能なシステムを導入する。
DNA追跡によりふんの放置が認められた飼い主には50─500ユーロ(約8000─8万円)の罰金が科せられる。また、DNA登録を拒否した場合も最大約1000ユーロの罰金が命じられる。
獣医当局によると、ボルツァーノ市と周辺の自治体では居住する犬約4万匹のデータベースを作成する方針で、すでに約1万匹が登録されている。
同市では犬に関連する苦情が多く、法執行機関が対応することもあるが、取り締まれる数は少ないという。
DNA登録は3月下旬ごろから義務化される。飼い主はドッグシェルターや動物病院で愛犬の血液検査を受けることになる。
この事業の予算は明らかにされていないが、摘発や管理にかかる費用は罰金で賄う計画という。

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