レビュー

本物そっくりの食品サンプルを“自作”したら満足度がすごかった!

食品サンプルを“家で”作れるキット

飲食店の店頭で見かけることは少なくなりましたが、グッズとして非常に魅力的な「食品サンプル」!

日本の職人技って感じでいいですよね

日本の職人技って感じでいいですよね

そんな食品サンプルを作るワークショップも開かれているそうで、一度は自分で作ってみたいなーと思っているのですが、このご時世でそういった体験会は軒並み中止に……。
自宅で作ることができれば、ステイホームのいい暇つぶしにもなりそうなのに……と思って探してみたら、手軽に(!?)食品サンプルを作ることができそうなキットを発見しました。

「全国グルメ食品サンプル工作キット」

「全国グルメ食品サンプル工作キット」

全国各地の名物グルメの食品サンプルを“自分で”作ることができるシリーズです! ……といっても今のところ、東京、大阪、京都、愛知のしか出ていないようですが。

こちらは東京の「江戸前寿司」を作れるキット

こちらは東京の「江戸前寿司」を作れるキット

内容は、食品サンプルの材料はもちろん、接着剤や絵の具、筆、つまようじ、スプーンなどなど、制作に必要な道具がすべて揃っています。買うだけですぐに制作が始められるオールインワンのキットというわけですね。

シズル感満点の「寿司」を作ろう

それではさっそく「江戸前寿司」を作っていきましょう!

ただちょっと気になるのが、材料なのに、ほぼ食品サンプルの状態になっていること

ただちょっと気になるのが、材料なのに、ほぼ食品サンプルの状態になっていること

こんなに完成品に近い状態のものが用意されているんじゃ、簡単すぎて作る楽しみがないのでは!? ……と思ったら甘かったです。

まずは赤の絵の具で着色。たしかにこの色じゃ大トロにもほどがありますよね

まずは赤の絵の具で着色。たしかにこの色じゃ大トロにもほどがありますよね

付属のスポンジでポンポンとグラデーションを付けるように色を乗せていくと……

付属のスポンジでポンポンとグラデーションを付けるように色を乗せていくと……

中トロっぽくなった!

中トロっぽくなった!

こちらのサーモンはオレンジ色の絵の具で塗ります

こちらのサーモンはオレンジ色の絵の具で塗ります

下地と同じような色を塗る意味あるのかな? と思いましたが。

若干色ムラができることで、リアル感が増しました

若干色ムラができることで、リアル感が増しました

さらに、白の絵の具で「筋」を描いていきます

さらに、白の絵の具で「筋」を描いていきます

まあ、こんな感じでしょう

まあ、こんな感じでしょう

続いてお米!

続いてお米!

こう見ると、ただの生米にしか見えませんが、食品サンプルです!

ここに接着剤をニュルーッと流し込んで、よく混ぜます

ここに接着剤をニュルーッと流し込んで、よく混ぜます

磁石の上に盛り付けて……

磁石の上に盛り付けて……

スプーンを使ってシャリっぽく形を整えます。楽しい!

スプーンを使ってシャリっぽく形を整えます。楽しい!

あとはネタの裏側に接着剤を付けて

あとはネタの裏側に接着剤を付けて

シャリとドッキングさせれば完成!

シャリとドッキングさせれば完成!

うーん……あんまりリアルじゃないな

うーん……あんまりリアルじゃないな

ところが、ネタに「ニス」を塗ると……

ところが、ネタに「ニス」を塗ると……

生々しいツヤが出てきて……

生々しいツヤが出てきて……

だいぶシズル感のある寿司が完成!

だいぶシズル感のある寿司が完成!

シャリの底に磁石が付いているので、鉄の入った扉や冷蔵庫などにくっつけることもできます!

シャリの底に磁石が付いているので、鉄の入った扉や冷蔵庫などにくっつけることもできます!

「トースト」はリアルさがすごい!

さて、今回はもうひとつキットを買ってあります。愛知名物「小倉トースト」を作ってみましょう。

こちらが「小倉トースト」のセット内容

こちらが「小倉トースト」のセット内容

これまた、パンの材料はほぼ完成品状態

これまた、パンの材料はほぼ完成品状態

耳を切り落とした食パンにしか見えません!

まずはスポンジを使ってポンポンと「耳」の色を付けていきます

まずはスポンジを使ってポンポンと「耳」の色を付けていきます

さらに表面にスポンジを軽くこすりつけるようにして色を乗せると……

さらに表面にスポンジを軽くこすりつけるようにして色を乗せると……

これもう、トーストじゃん! リアル!

これもう、トーストじゃん! リアル!

引き続き、ボンドと小豆色の絵の具を混ぜ合わせて……

引き続き、ボンドと小豆色の絵の具を混ぜ合わせて……

「ビニールパウダー」なる材料を入れます

「ビニールパウダー」なる材料を入れます

粘度が高くなってきたところに、「小豆」サンプルを投入

粘度が高くなってきたところに、「小豆」サンプルを投入

このとき、小豆をちょっと残しておくのがポイントです

このとき、小豆をちょっと残しておくのがポイントです

混ぜ合わせた「つぶあん」をトーストに乗せていきます

混ぜ合わせた「つぶあん」をトーストに乗せていきます

おお、早くもそれっぽい!

おお、早くもそれっぽい!

さらに、バター(これもまたリアル!)を乗せて

さらに、バター(これもまたリアル!)を乗せて

周りにバター色の絵の具を塗りつけることで、バターの溶けた感じを演出

周りにバター色の絵の具を塗りつけることで、バターの溶けた感じを演出

さっき残しておいた小豆を乗せて、ツブツブ感を強調

さっき残しておいた小豆を乗せて、ツブツブ感を強調

ここから約1日乾燥させて……。

ニスを塗ると……

ニスを塗ると……

ほぼ本物。おいしそうな小倉トーストの完成です!

ほぼ本物。おいしそうな小倉トーストの完成です!

満足度がすごかった!

初めてでもなかなかのクオリティの食品サンプルが完成して、大満足です。自宅でイチから食品サンプルを作るのはさすがにハードルが高いですが、このキットを使えば、本当に手間がかかるところはすっ飛ばすことができます。

食卓に置いといたら間違って食べてしまいそう!

食卓に置いといたら間違って食べてしまいそう!

ほどほどの苦労をしながら、高クオリティの食品サンプルを作ることができるこのキット。大人はもちろん、子供との工作などにもピッタリじゃないでしょうか!

北村ヂン
Writer
北村ヂン
藤子・F・不二雄先生に憧れすぎているライター&イラストレーター。「デイリーポータルZ」「サイゾー」「エキサイトレビュー」他で連載中。
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しえる(編集部)
Editor
しえる(編集部)
自称ポテチマスター。ポテトチップスを中心に、1日3袋のスナック菓子をたいらげるお菓子狂。お菓子関係のグッズやちょっと変わったアイテムをメインに紹介します。
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