ソラリス【覚醒の秘薬採用型・汎用RCバッファー】

◆使用サプリメント

・基本ルールブック1

・基本ルールブック2

・上級ルールブック

・インフィニティコード

・ユニバーサルガーディアン

・エフェクトアーカイブ

・リンケージマインド

・ヒューマンリレーション

・レネゲイドウォー



◆概要

「ピュアブリード・覚醒の秘薬採用型支援構築」


 今まで散々、クロスブリードやらトライブリードやらでやりたいことを強引に実現してきた作者だが、いい加減ピュアブリードも作ってみようかと今更ながら考える運びとなった。

 せっかく『レネゲイドウォー』を持っているのだから、そこに記載してある強力なエフェクトを使いたいと思い、パラパラとめくっていたところ……120%制限ながら恐ろしいエフェクトを発見した。

 その名も《覚醒の秘薬》である。


 というわけで、味方を強制的に元気にすることで、1ラウンドの間に何度も何度もボスを殴ってもらうのが今回の、覚醒の秘薬採用型・汎用RCバッファーである。



◆シンドローム

「ソラリス」


 ソラリスは、多種多様なバフエフェクトで他人を支援し、高い社会能力値で情報収集を丸くこなす、フレーバーの割にやることがわかりやすいシンドロームである。

 また、ピュア制限エフェクトが他のシンドロームと比べても圧倒的に強いため、ピュアで運用する価値も高い。

 ただし、侵蝕率の著しい増加だけが難点である。



◆ワークス・能力値・技能

「肉体か感覚にボーナスがあるもの」

「肉体1・感覚1・精神2・社会6」

「初期技能のみ」


 能力値にどうしても穴ができるため、ここで10点の経験点を使う必要がある。

 戦闘で能動的な判定は全く行わないため、ワークスには特にこだわらなくて良い。将来的に《さらなる力》を使うことを見据えるならば、多少はRC技能を持っていると後で楽かもしれない。

 何なら、レネゲイドビーイングで《オリジン:レジェンド》をあらかじめ持っておく手もある。



◆エフェクト

《タブレット》 Lv5

 射程変更エフェクト。

 これだけでも十分強いが、後述のリミットエフェクトがさらに強い。


《多重生成》Lv2 リミット

 対象拡大エフェクト。

 侵蝕率はかさむが、あらゆる支援エフェクトに《要の陣形》が噛んでいる状態になる。侵蝕率が上がればさらに増える。

 これで仲間全員に薬物を振り撒く。


《狂戦士》 Lv1 80%制限

 ソラリスが誇る最強支援エフェクト。

 何しろC値低下に加えて、ダイスバフの係数が驚きのLv×2である。制限エフェクトの名は伊達ではない。


《覚醒の秘薬》 Lv1 120%制限

 サプリメント『レネゲイドウォー』で追加された、イニシアチブで使える再行動エフェクト。

 同様の効果を持つ《さらなる力》と違い、判定が不要な上に対象の拡大が可能である。自身は対象にできないが、そもそも自分は殴れないのだから必要ない。

 ラウンド終了前に《多重生成》と共に使うことで、味方全員がもう1度殴れるようになる。控えめに言って頭がおかしい。

 とはいえさすがに120%制限エフェクトだけあって、他と比べれば現実的な数値だとしても、侵蝕率の増加はやはり無視できるものではない。

 初期作成環境で握るには、Eロイスを山ほど盛ってくるようなGM相手でもないと、やや不安が残るエフェクトである。


《女王の降臨》 Lv1 ピュア制限

 ソラリスピュアが強い理由その1。

 セットアップで支援を撒ける。鈍足になりがちなソラリスが、支援を無駄なく使えるのはこれが理由である。

 今回は味方の再行動ギミックも仕込んでいるため、自分の手番で撃つ《狂戦士》も無駄にならない。


《帰還の声》 Lv1 ピュア制限

 ソラリスピュアが強い理由その2。

 これに《多重生成》を噛ませれば、仲間の《時の棺》やら《マシラのごとく》やらをまとめて回復できる。強すぎる。

 無論、自分にも問題なく撃てるため、当然ながら《覚醒の秘薬》を回復させる。

 これで夢の1ラウンド3回行動である。



◆アイテム

 特に必要なものはない。

 今回は『ユニバーサルガーディアン』を使うのだから、とりあえず「ギャランティプラス」を取って、さらに情報収集や購入判定に強くしてみた。

 常備点自体が豊富なので、武器の貧弱な仲間に何か融通してあげるなども良い。

 有り余る常備点でコネを大量に用意し、それらをまとめて「キリタニコネクション」で強化するのも面白いが、おそらく素直に財産点を使った方が早いと思われる。



◆Dロイス

 今回は「起源種」の取得を推奨する。

 というか、戦闘で能動的な判定を行わない支援屋は、軒並み「起源種」と相性が良いのである。

 今回であれば《女王の降臨》の回数確保の意味合いもある。



◆運用

 ミドルの情報収集では、圧倒的な社会能力値と財産点で無双できる。この辺りはソラリスの面目躍如と言ったところか。

 一方戦闘では、80%制限の《狂戦士》でしか支援ができないため、侵蝕率が足りなければ手番をカバーリングに使い、自発的に《リザレクト》しよう。

 クライマックスにおいては《女王の降臨》から《狂戦士》を《多重生成》で撒き、大量のダイスバフを味方に与える。自分の手番でも《狂戦士》を撒いておき、最後のイニシアチブプロセスに《多重生成》を噛ませた《覚醒の秘薬》を起動する。

 すると再び、《狂戦士》入りの仲間たちが動き出す。まさにバーサーカーである。

 そのラウンド中に《帰還の声》で《覚醒の秘薬》を復活させ、さらに追加行動を付与するの良いし、次のラウンドに回して同じ動きをしても構わない。

 まあ何にせよ、ボスがタコ殴りに遭うのは間違いない。



◆カスタム

 侵蝕率増加という意味ではジャーム化待った無しの構築なので、コンセプトである《覚醒の秘薬》は環境次第でオミットせざるを得ない。代替エフェクトの筆頭候補は《奇跡の雫》である。

 また《多重生成》についても、PCの頭数を見ながらレベルを調節してほしい。

 経験点をエンブレムに使ったのは単なる作者の趣味なので、別にそんなもんいらねーし使わねーよという読者各位は《多重生成》なり《狂戦士》なり《女王の降臨》なりのレベル上げに適宜回してもらって構わない。



◆成長

 まず《奇跡の雫》や《アクアウィターエ》を取って、仲間のロイスを1つでも多く守れるようにしておく。どちらもレベルを上げずに使える優秀な回復エフェクトである。

 あとは《多重生成》で撒き散らしたいエフェクトを中心に取得する。候補としては《活性の霧》や《アクセル》辺りである。

 また、火力支援エフェクトとして《力の霊水》や《アウトレイジ》も取っていきたい。

 再行動付与のコンセプトをさらに尖らせるならば《さらなる力》も候補に入るが、正直そこまでやる意味がないというのが個人的な見解である。

 さらに言えば、そもそも《さらなる力》の対象を《多重生成》で拡大できるかどうかはGM判断であり、横車を押してまで使う価値があるエフェクトとは言い難いのである。


 やってることはあくまで支援なので、周りを見ながら必要なものを必要なだけ取っていくのが良い。

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