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てぶくろをかいに 新美南吉・幼年童話えほん

作：新美南吉
絵：柿本幸造
出版元：チャイルド本社
発行年：２００６年２月１日５刷
サイズ：Ｗ２１０×Ｈ２４５
重量：３３０ｇ
本の状態：Ａ−　カバーなしです。表紙に小さなスレ・アタリ、本編は概ね良好です。

「てぶくろをかいに」は、昭和八年、新美南吉が東京外語に通っていた二十歳の時の作品です。きつねの母子の温かな愛情と、恐ろしいはずの人間までも信じて疑わない子ぎつねの至純な心が、ユーモラスに、しかも、しんみりと胸を打つように描かれています。まぶしい雪の反射におどろいたり、つめたい手を温めてもらったり、あれほどお母さんに注意されても、うっかりして、きつねのままの手を出したり、主人公はきつねであっても、まさに幼児そのものの姿として迫ってくるのです。とりわけ、子ぎつねのことを話しながら子どもを寝かせている人間のお母さんの声を聞いて、急に母ぎつねが恋しくなり、森へとんで帰るところは、幼児の共感を呼ばずにはおきません。 本書紹介文より。

※掲載画像は同じ本を紹介する為のサンプル画像で、再出品の度に実物画像を添付し直しておりません。(画像アリの記載があるものは除く)
※一冊ずつ確認をしておりますが、古本という性質上、本の状態の記載内容は目安としてご参照ください。

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