データローミングとは?設定方法と海外でネットを利用する方法

2019/10/27

データローミングはご存知でしょうか。海外へと出かけた際に写真が撮りたくなり、スマホを取り出したら電源が入れっぱなし。しかも電波が入っている。データローミングとは何かを把握せず、これ幸いと使っていると、帰国後に想像を絶する通信費が請求されてしまうことにもなりかねません。

本記事ではデータローミングとは何か。設定方法と海外でデータ通信をするおすすめの方法をご紹介していきます。

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データローミングとは

データローミングとは、普段スマホやタブレットなどで使っている電波(docomo、au、ソフトバンクなど)が届かない場所へ行ったとき、各キャリアが提携している現地の携帯会社の電波受信を可能にして通信できるようにする機能です。

スマホは基本的に契約しているキャリアの電波しか拾わない仕組みですが、データローミングを使えば海外でもスマホでデータ通信が可能となり、渡航先でもインターネット接続ができるようになります。

データローミングを設定すると何ができる?

海外でデータローミングとモバイルデータ通信の両方がオンになっている場合、電話やインターネット接続、データ通信が必要なアプリなどが日本国内で利用する際と同じように使用することができます。

一方で、データローミングがオフでモバイルデータ通信がオンになっている状態だと、電話やSMSといった機能は利用できるものの、インターネット接続やデータ通信が必要なアプリは利用することができません。

データローミングの設定方法

データローミング機能は、特別なプランなどを契約せずとも、端末の設定でオン・オフを切り替えるだけで誰でも利用できるため、新たな端末契約やレンタルをする必要がありません。

データローミングの設定方法は以下の手順で切り替えることができます。

iPhoneの場合
「設定」 → 「モバイル通信」 → 「通信のオプション」 → 「データローミング」

Androidの場合
「設定」 → 「ネットワークとインターネット」 → 「モバイルネットワーク」 → 「データローミング」

データローミングの設定はオンにしておくべき?

いざ使った場合や知らずに機能をオンにしたまま海外にいってしまうと、パケット定額制が適用されなかったり、通話料が普段よりも高額になってしまう原因となるため、注意が必要です。

そのため、基本的にはデータローミングの設定はオフにしておくことをおすすめします。海外でデータ通信をする必要がある時にだけ、設定をオンにすることで余計なデータ通信を控えることができます。

ちなみに、国内で データローミングをオンにしていても料金が発生することはないのでご安心を。

海外でインターネット接続をする方法

海外でもスマホやタブレットでインターネット接続する方法としては、以下のようなものが考えられます。

・各キャリアが用意している海外用のパケット定額プランの利用
・海外でも使えるモバイルルーターの利用
・フリーWi-Fiを使ってインターネット接続する
・SIMフリースマホで現地のSIMに差し替えて利用


順番に見ていきましょう。

各キャリアが用意している海外用のパケット定額プランの利用

各キャリアのユーザーであれば、本記事でご紹介したデータローミングを活用する、海外パケット定額を利用するのが第一の選択肢となります。1時間~数日単位で料金が設定されているので、安心してインターネットが利用できます。ただし一定のデータ量を超えると通信制限にかかるなど、注意点もあるため、事前に確認しておきましょう。

海外でも使えるモバイルルーターの利用

海外で使えるモバイルルーターをレンタルしておくという手段もあります。モバイルルーターを借りる利点は、定額料金なので料金を気にすることなくデータ通信を行えることです。持ち運ぶガジェットが増えてしまうことと、充電切れに対して注意を払う必要があります。

フリーWi-Fiを使ってインターネット接続する

最近では国内外問わず、フリーWi-Fiが使えるお店やホテルが増えてきているので、通信量を抑えるのに役立ちます。フリーWi-Fiのみを頼りにしてしまうと、フリーWi-Fiが提供されていない場所ではインターネットに接続できないため注意が必要です。またフリーWi-Fiは多くの人が同じ通信環境となるため、しっかりセキュリティ対策をとっておくことをおすすめします。

フリーWi-Fiスポットの危険性|安全に利用するための7つのセキュリティ対策

SIMフリースマホで現地のSIMに差し替えて利用

利用料金を抑えてリーズナブルに使いたいという人には、SIMフリースマホを活用する方法をオススメします。NifMoなどの格安スマホ事業者が扱うSIMフリースマホは、国内だけでなく海外でも使えるものがあり、「国際ローミング対応の国内SIMカード」、または「現地で購入できるプリペイド式のSIMカード」を端末に挿すことで利用可能となります。

国内事業者による国際ローミングに対応したSIMは、キャリアだけでなくMVNOでも提供しているところがあり、中には海外では音声通話やSMSしか使えないケースも。データ通信まで完備したものと考えると、現地で購入できるプリペイド式のSIMカードであれば、プリペイドSIMを本体に挿すだけで海外でも同じように使えるのは、大きなメリットといえるでしょう。

ただし、事業ごとに周波数帯(Band)が異なっているので、対応していないものだと圏外になったり、混雑時に遅くなったりする場合ありますが、SIMフリー端末の中には海外Bandに対応しているものもあるという利点も。事前に確認してみてください。

さいごに

海外でも国内と同じようにデータ通信を行うには様々な手段がありますが、できる限り利用料金を節約したいということであれば、NifMoなどのSIMフリースマホの活用がおすすめです。

機種次第では割安な価格で購入できる端末が多く、その上、月額用料金もお財布に優しいと、海外ではSIMカードさえ現地のものに変えれば利用可能とお手軽なのもポイントです。海外渡航時の選択肢として考えてみてはいかがでしょうか。

※記事内容は2014年11月現在の情報を基に作成。(※2019年10月追記)

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