清洲寮への想い

清洲寮への想い

ギャラリーの場所になる清洲寮という建物。

清澄白河の駅の真ん前にどどーんと構える何とも言えない風貌の黄色いレトロな建物です。古い建築が好きな人には、たまらない美しい建物だと思います。

私も、まず初めてみたときに魅了され、興味をもち、友人が一室でギャラリーを開いているのにかこつけ、何度かお邪魔して、内部を見せてもらっていました。

昭和8年築で、同潤会アパートとほぼ同年代ですが、完全に個人の方が所有している集合住宅です。同潤会アパートがどんどんなくなる中、この建物はオーナーさんが大切に長年維持してこられました。

オーナーさんと初めてお話をして、ひいおじいさまが建てられた当時洋風ハイカラだった建物を、できるだけ当時のままの建具や内装でずっと維持されてきたことに、感銘を受けました。戦争の空襲も切り抜けてきた歴史ある建物です。きっとその時代時代で大変なご苦労があったことでしょう。

「だから、この建物の良さを理解して、大切に、できるだけそのまま使ってくださる方にお貸ししたいの。」

オーナーさん(女性)が、きっぱりとおっしゃったので、逆に、ここしかないな、と私は決心したのでした。

ギャラリーも、内装に手を加えず、きれいに改装していただいた、このままの状態で、できるだけ運営していき、みなさんに、この建物の素晴らしさを知っていただければと思っています。

だから、玄関で靴を脱ぐ、エレベーターがないなど、ちょっとしたご不便をおかけしますが、そこは、この建物の楽しみの一つとして、前向きに考えていただけるとうれしいです。

大切に大切に、使わせていただけたらと思っています。

ただ、周辺には居住空間もあり、一般の方が暮らしていらっしゃいます。あまり騒がないよう、ある程度、お静かにお願いします。