Dies iraeを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月24日
黒円卓首魁のッ! 超越圧迫面接祭り~!! というわけで、獣殿の親切な設定開示により、主役と敵役のモチベーションが開示・整理されていく回。
画面には動きがないわけだが、諏訪部を筆頭に男衆の怪演力が凄いことになっているので、なんとか持ってしまった。相変わらず強引だ。
冒頭、急にマリー相手に楽しいエスコート(伴奏:人類超越の魔人騎士のと、獣に噛み砕かれた戦魂の皆さん)しているところでまず一笑いしてしまったが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月24日
お前そういうことしたいならパパラ宿行け。別のアバターで、スタイリッシュタフガイやってんだろ。サイリウムチェンジしろ。
さておき、Diesアニメの作画貿易において二大保護項目である獣殿とマリーが揃い踏み、いい具合に安定した絵であった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月24日
あの圧が他のキャラでも維持されれば、『独特の臭みを楽しむ』っていうレベルから一歩進める気もするが…気合の問題ではなくリソースと配分の問題だと思うので、どうにもならんか。
今回の話は各キャラクターの行動の根っこ、『なんでこのキャラはこういうことするの?』を一斉に説明する回であり、また今後行動するモチベーションを説明する回でもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月24日
そこら辺、アクションに混ぜてスムーズに食わせる器用さとかはない。ゴッツゴツの説明セリフで、原型のままブッこむのだ。
というわけで開示される蓮たんのオリジン。日常日常やかましかったのは、最初から運命を用意された、普通なんてのは夢に見ても手に入らない立場の子供だったからという事が開示される。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月24日
まぁ親友と屋上で骨折れるまで殴り合ったり、エロゲ幼馴染とエロゲムーブを繰り返したり、日常ではないわな。
そういうバロックな代物でも蓮たんには大事な永遠であり、これを保護するべく、彼は決断する。オーラ出まくりのスーパーアーリア人・黄金の獣に対抗するのは、手で触れる相手を守るため。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月24日
ここら辺のロジックが固まるまで時間かかるのが、序盤から前半まで長く感じる(し実際長い)理由だろう。
主体性なく流されている状況を食べるのは、長く感じるものだ。そういう時間を決定的に終わらせ、蓮を『主役』に据えるための圧迫面接ではある。『主体性を持った役柄』だから『主役』なのだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月24日
定石鑑みるとちと遅い感じもあるが、無いよりは全然いい。モチベーションの確認は常に大事だ。
んで、同じく日常を求めつつ非日常に怯えるヒロインとしての顔を、先輩が見せると。かけらすら出番なかった香澄や螢に比べ、貪欲にポイント稼ぐあざとさ、良いと思います。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月24日
急に『Fuck Me!』とか言い出したのはビックリだけども。I've Soundの最初期曲かよ。
娘がアバズレなこと言い出したんでおとーさんとおかーさんがヨタヨタ駆け寄ってきて、反抗期ど真ん中な暴言投げて退場するシーンのホームドラマ感は、僕結構好きです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月24日
あの三人の、大嘘だと判っていながらその嘘に惹きつけられていて、でもそこを抜け出せないズブズブ感は好みなのよね。
そんなヨタヨタ神父の胡散臭い演技に導かれて、黒円卓深奥にたどり着く蓮たん。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月24日
その後待ってる特大クラスの胡散臭さに比べるとまだ普通。だが、神父の胡散臭さ、その奥にある頼りなさは、巧いことキャラ立てていて、成田剣流石である。獣がただただ強そうだからね、人間の小狡い弱さ大事。
そして始まる諏訪部大演説。マジ一生喋ってたが、保たせちゃうのが獣殿である。…俺諏訪部信者みたいなもんだから聞けたけど、特に補正無い人はどーなんだろうなあのシーン。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月24日
それはこのアニメ全部に言えることだから、今更か。付いてこれるやつだけ付いてこいッ!!
獣殿の長いお話を纏めると『デジャブってしょーがねぇから、ベルリンを生贄にトぼうと思いました。でもダメだったんで、都市計画段階からフラスコ作って、そこにお前らを配置したよ。収穫の秋が来たのでガッツリ刈り込むけども、お前どうする?』という感じか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月24日
面倒くせーなホント…周りを巻き込むな
日常に飽き果ててる獣(と司狼)に、日常を異常なまでに守りたい蓮を対置するのは、なかなか面白いと思う。その『日常』が全て仕組まれてエロゲ味濃口な『非日常』な転倒によって、素直には食えなくなってるけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月24日
ココらへんの、『構図は普通だけど、色塗りが異常』ってのはこの作品の軸かもなぁ。
獣殿にとっては大量殺戮も魔人復活の謀議も、全てが本気の遊戯。下らない遊びに超本気になれるからこその大変態。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月24日
そういうずれた人しか基本出てこない作品なので、蓮たんも同じレイヤーで真っ向勝負を宣言すると。さーフツーのツッコミがどんどん蒸発し、ノリと勢いがさらなる加速を始めるぞッ!
求めるのはあくまで心の満足、本気でやる遊びな以上、相手プレイヤーの実力を賢く削ぎ落とすのは悪手…つーわけで、『マリー返せよ』『いいよ』て感じで逆転の一手が戻ってくる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月24日
帰還するなり定形エロゲムーブを特濃で流し込んでくる辺り、よく鍛えられたエロゲキャラだ。ゲップが出るぜ。
あの変化はマリーが道具からヒロインになる…つまり物語内部の立ち位置とモチベーションを鮮明にする表現。なので、蓮が今回道を選んだのとシンクロしてもする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月24日
エロゲ合成甘味料が濃すぎて、忘れがちになるけどもな。そうしてヒロイン力を上げる度、香澄の存在濃度が減るのさ…。
という感じの、状況と設定を地ならしして確認し、各キャラのオリジン&モチベーションを見定める回でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月24日
お話の調整としては絶対にやっておかなきゃいけない要点であり、それを全部座って喋る形でやるしか無いところ、その上でギリギリ押し切れてる所が、Diesっぽいなぁと思った。
良くも悪くも獣殿の存在感で保っている回ではあった。アニメになって髪がうねうね動くと、鳴瀬川なるとか棗亜夜みてーな触覚が妙に気になる。『何を受信してるんだろう…それでアタマがああなっちゃったんだろうか…』
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月24日
そんな心配はさておき、来週からは魔人と地獄バトル再開です。楽しみですね。