応援上映

声出し・コスプレOK…躍る映画館、新たな魅力

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映画を見ながらペンライトを振る観客たち=大阪市北区の梅田ブルク7で2016年9月、幾島健太郎撮影
映画を見ながらペンライトを振る観客たち=大阪市北区の梅田ブルク7で2016年9月、幾島健太郎撮影

 映画のスクリーンに向かって観客が声援を送る「応援上映」が、急速に広がりを見せている。「上映中はお静かに」がマナーだった映画館で巻き起こる観客参加型の新しいムーブメントだ。「声出しOK、コスプレOK、ペンライトOK」の応援上映は、新たな映画鑑賞スタイルとして定着するのか。【長尾真希子】

 観客が手にしたペンライトの色が、スクリーンに登場するキャラクターごとに変わる。観客の8割は女性。飛び交う声援はまるでアイドルのコンサート会場さながら。9月中旬に大阪・梅田で開かれた劇場アニメ「KING OF PRISM by PrettyRhythm(通称・キンプリ)」の応援上映での一幕だ。

 「キンプリ」は、個性豊かな男の子たちがスター(プリズムスタァ)を目指して、切磋琢磨(せっさたくま)し、成長していく物語。今年1月の公開当初は閑古鳥が鳴いていたが、3週目から応援上映を始めると、口コミで評判が広がり、異例のロングランを記録。これまでに47万人を動員し、興行収入は当初見込みを大幅に上回る8億円超になった。続編が来年6月公開で製作されることも決まった。

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