金正男氏殺害

過去の世襲批判悔い周囲に「許して」漏らす

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【左】金正男氏とみられる男性=成田空港で2001年5月4日、竹内幹撮影【右】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長
【左】金正男氏とみられる男性=成田空港で2001年5月4日、竹内幹撮影【右】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長

金正恩体制後、ほとんど北朝鮮には帰らず

 マレーシアで殺害されたとされる北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏(45)は、故金正日(キム・ジョンイル)総書記の長男として一時は後継者候補に取りざたされたこともあった。しかし、2001年に偽造パスポートを使って日本に入国しようとして拘束され、後継レースから脱落したとみられていた。

 正男氏は01年5月1日、ドミニカ共和国の偽造パスポートで妻子と見られる女性や子供らと一緒に成田空港から日本に入国しようとした際、日本の入管当局に身柄を拘束された。東京ディズニーランドを訪れるのが目的だったとされており、出入国管理法に基づく退去強制処分を受けて同4日に民間機で中国・北京に向かった。

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