古の腕輪「石釧」出土 中国地方・古墳以外で初 江津 /島根

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森原下ノ原遺跡で出土した石釧の破片=松江市殿町の島根県庁で、前田葵撮影
森原下ノ原遺跡で出土した石釧の破片=松江市殿町の島根県庁で、前田葵撮影

 県埋蔵文化財調査センターは14日、縄文時代から江戸時代の集落遺跡「森原下ノ原遺跡」(江津市松川町八神)で、古墳時代前期の腕輪形石製品「石釧(いしくしろ)」が見つかったと発表した。中国地方で古墳以外からの出土は初めて。同センターの真木大空主任は「地域の有力者が権力を示すために入手した可能性がある」と話している。

 同遺跡は江の川に面した標高4~7メートルの自然堤防の上にある。石釧は長さ約4センチ、厚さ約5ミリの破片で、平安時代の氾濫で運ばれた砂の堆積(たいせき)層から出土。全体の6分の1にあたり、復元すると直径7・4センチの輪になるという。表面には輪の内側に向かって縦線が細く彫られている。

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