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東日本大震災10年・原発と上関のあした

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東日本大震災10年・原発と上関のあした

/下 平穏な暮らし望む移住者 計画ある限り続く分断 /山口

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上関原発建設予定地(手前)と祝島に挟まれた海で続いている反対派の抗議活動
上関原発建設予定地(手前)と祝島に挟まれた海で続いている反対派の抗議活動

 「移動してください」。「漁をしているだけだ」。2020年11月、上関町で上関原発建設計画を進める中国電力と予定地の対岸にある祝島の住民は、海上で対峙(たいじ)していた。中国電は活断層の有無を確認するための海上ボーリング調査に入ろうとしていたが、住民らは漁船を停泊させて抗議。中国電は理解を得られず、調査は2年連続で中断となった。

 11年の東日本大震災に伴う福島第1原発事故を受けて上関原発建設計画が止まっても、祝島の漁師の多くは中国電からの漁業補償金の受け取りを拒み、計画の白紙撤回を求める闘いは続いている。

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