行き場なくして10年超 空の玄関口で“再出発” 初代桃太郎像 CFで移設、岡山のシンボルに期待 /岡山

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移設された初代桃太郎像=岡山市北区の岡山桃太郎空港で、2021年5月25日午前11時44分、岩本一希撮影
移設された初代桃太郎像=岡山市北区の岡山桃太郎空港で、2021年5月25日午前11時44分、岩本一希撮影

 行き場をなくした桃太郎像に活躍の場を――。10年以上、JR岡山駅(岡山市北区)の倉庫で保管されていた初代桃太郎像が岡山青年会議所(岡山JC)のクラウドファンディング企画によって岡山空港(愛称・岡山桃太郎空港、岡山市北区)へ移設された。来県する人を空の玄関口で出迎える。【岩本一希】

 空港の国内線ターミナル入り口に移設された像は青銅製で、高さ約1・5メートル。お供のサルとイヌ、キジを従えた桃太郎が左手をかざし、遠くを見つめる。地元出身の彫刻家、岡本錦朋(1907~1999)の作品で、現在岡山駅にある2代目桃太郎像と同じ形だ。

 岡山JCやJR西日本岡山支社によると、初代は60年、岡山JCが岡山駅に寄贈し、駅前に設置された。しかし71年、山陽新幹線岡山開通(72年)記念で岡山西ロータリークラブが2代目を寄贈したことで初代は駅2階のコンコースへ移動。2007年の駅改良工事で撤去され、倉庫に保管されていたという。

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