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池田含香堂(奈良市) 伝統の奈良団扇、製造体験 13工程経て 柔らかな風 /奈良

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奈良団扇を手にする「池田含香堂」の6代目、池田匡志さん=奈良市で、塩路佳子撮影
奈良団扇を手にする「池田含香堂」の6代目、池田匡志さん=奈良市で、塩路佳子撮影

 「酷暑」と「節電」が予想される今年の夏。どう乗り切ろうかと考えを巡らす中で、「そうだ!」と頭に浮かんだのが、うちわだ。奈良には、透かし彫りの文様を竹骨に貼り合わせた伝統工芸品「奈良団扇(うちわ)」がある。170年以上続く製造本舗「池田含香堂」(奈良市角振町)を訪ね、昔ながらのうちわの魅力を再確認した。【塩路佳子】

 近鉄奈良駅から徒歩5分、三条通り沿いに瓦屋根と木製の看板が目印の「池田含香堂」がある。中に入ると、鹿や塔、鳳凰(ほうおう)などの絵柄を表現した透かし彫りのうちわが並んでいる。色は赤、黄、茶、白、水色の5色があって華やかだ。手に取ると、想像以上に軽いことに驚いた。

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