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「酷暑」と「節電」が予想される今年の夏。どう乗り切ろうかと考えを巡らす中で、「そうだ!」と頭に浮かんだのが、うちわだ。奈良には、透かし彫りの文様を竹骨に貼り合わせた伝統工芸品「奈良団扇(うちわ)」がある。170年以上続く製造本舗「池田含香堂」(奈良市角振町)を訪ね、昔ながらのうちわの魅力を再確認した。【塩路佳子】
近鉄奈良駅から徒歩5分、三条通り沿いに瓦屋根と木製の看板が目印の「池田含香堂」がある。中に入ると、鹿や塔、鳳凰(ほうおう)などの絵柄を表現した透かし彫りのうちわが並んでいる。色は赤、黄、茶、白、水色の5色があって華やかだ。手に取ると、想像以上に軽いことに驚いた。
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