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今年の祇園祭はコロナ禍以来4年ぶりの本格斎行になった。7月24日の花傘巡行のように、これを機に巡行コースを改めたケースはあるが、さまざまな行事が2019年以前とほぼ同じ形で復活した。祭りの担い手としては「コロナ禍をきっかけに縮小」されることがなく、むしろ「疫病退散の神事本来の意義」を追究する契機となったことに胸をなで下ろす思いでいる。
17日神幸祭、24日還幸祭の神輿(みこし)渡御は19年に再興された通り、3基の神輿にそれぞれ宮本組の神宝捧持(じんぽうほうじ)列が供奉する形で実施された。併せて再開されたのは、17日の豊園泉正寺榊奉賛会の真榊(まさかき)列と宮本組の騎馬武者、そして両日の中御座神輿に供奉する上久世・綾戸国中神社の駒形稚児である。
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