ガジェットの中でも充電器大好きマクリンです。
新しいモノが出たら思わず買ってしまうので「これは買うべきじゃなかった……」という失敗をたくさん経験してきました。
数々の失敗を経て、いまも使い続けているスマホのUSB充電器は、本当の意味でおすすめできるものです。
そこで本記事は充電器のおすすめについて紹介します。
タップできるもくじ
USB急速充電器とは?
USB急速充電器とはその名のとおり「モバイル機器やノートPCを急速充電するためのUSB機器」のことです。
モバイルバッテリーとよく混同されがちですが、充電器は本体内にバッテリーを内蔵せず、コンセントを差してケーブルあるいはワイヤレスでデバイスを充電します。
この「バッテリーを内蔵しない」「コンセントを有している」の2点が、充電器とモバイルバッテリーの大きなちがいです。
ひとえに充電器といっても、携帯性を重視したものから大型までさまざまなタイプがあります。
いろいろな種類を使ってみて、僕の行き着いた「使いやすいスマホのUSB充電器」は以下のとおりです。
- 小型である
- ポート数は最大4口まで
- 高出力である
持ち運ぶことも視野に入れた場合、小型であることは必須。
近年は、次世代パワー半導体のGaNを搭載する充電器が次々と登場し、コンパクトな高出力モデルが増えています。
また、USBポート数は5つ以上あったところで、同時に使う機会は案外少なく、4口までが実用的です。
それから出力(ワット数)は、デバイスの充電速度にかかわる大事な要素になってきます。
ワットは「電圧 x 電流」の掛け算で算出され、各デバイスごとに対応ワット数は細かく分かれます。
各デバイスの急速充電時に必要なワット数を挙げていきます。
- iPhone(11シリーズまで) 18W
- iPhone(12シリーズ以降)・Androidスマホ 20W
- PPS対応のAndroidスマホ(Super Fast Charging対応) 25W
- MacBook Air・iPad・Nintendo Switch 30W
- 一般的なWindowsノートPC 60W
- 14インチMacBook Pro(M3) 70W
- 14インチMacBook Pro(M3 Pro、M3 Max) 96W
- 16インチMacBook Pro 140W
このようにデバイスによってワット数は異なり、おぼえきれないほど多岐にわたります。
なお、USB PD規格の最大は240Wであり、小型の100W対応充電器も増えているので、それらは以下の記事で紹介しています。
デバイス・メーカー別におすすめの充電器
デバイスによって最適な充電器は分かれるのでそれぞれ紹介します。
iPhoneにおすすめの充電器
12シリーズ以降のiPhoneから、付属品の充電器がカットされたため、iPhone用充電器を別途用意する必要があります。
iPhone 12/ 13シリーズは、有線充電時だと30分で50%充電できる「高速充電」に対応しています。
ただし、充電器の出力が20W以上に対応している必要があります。
それを知らずに昔のiPhone充電器を使ったりすると、5Wにしか対応していないので「ぜんぜん充電されない……!」ということになりかねません。
最新のiPhoneで高速充電できる20W対応充電器を、下記記事にて特集しています。
PPS対応Androidスマホにおすすめの充電器
PPS(Programmable Power Supply)とはUSB PD 3.0(USB Power Delivery 3.0)のオプション機能で、PPS対応デバイスに最適な充電が可能となっています。
PPS対応デバイスとPPS対応充電器をPD対応ケーブルでつなぐことで、従来のPDをしのぐ出力(25W以上)と速度で充電できます。
ただし、現時点でその対応機種は多くなく、Galaxy S21など一部のAndroidスマホにとどまります。
Galaxyの場合、PPS対応充電器で充電されていると「超急速充電」と表示し、それでPPS対応充電器か否か判断できます。
実際に使って「良い」と感じたおすすめのPPS対応充電器を、下記記事にて特集しています。
置くだけ充電できるおすすめのワイヤレス充電器
iPhoneふくめ、近年のスマホは置くだけ充電の「ワイヤレス充電」に対応しています。
有線充電にくらべて充電速度は落ちるものの、それ以上にケーブルの抜き差しなしに充電できる利便性が勝ります。
スタンド型・パッド型・マグネット型と、使用シーンに応じて自分に最適なワイヤレス充電器は異なります。
そこで下記記事では、各形状ごとにおすすめのワイヤレス充電器を特集しています。
MacBook Air/Proにおすすめの充電器
MacBookの充電器は、Airが30Wの電源アダプタ、13インチと14インチのPro(8コアCPU)が61Wと67Wのアダプタ、14インチのPro(10コアCPU)は96Wと、多岐にわたります。
いずれも小さくなく、ワット数さえ合わせられれば、小型の代用充電器に変えたほうがベターです。
各モデルに合った充電器を集めてみたので下記記事を参考ください。
Apple Watchにおすすめの充電器
Apple Watchはバッテリー内蔵のスマートウォッチであるため、充電をわすれると、外出時に「バッテリー残量がない……!」ということになりかねません。
そういった事態に見舞われないよう、Apple Watchの磁気充電器を常に携帯しておきたいところ。
Apple Watchの充電器は大きく、直挿しのコードレスタイプと巻き取りケーブルタイプ、スタンドタイプの3つに分かれています。
Apple Watchに最適な充電器を集めてみたので下記記事を参考ください。
Anker(アンカー)でおすすめの充電器
数ある充電器メーカーでもおすすめなのがAnker。
ひとめでAnkerと分かる洗練されたデザインにくわえ、スマホ用からノートPC用、単ポートから多ポート仕様まで実にバリエーションに富んでいます。
また、一度買えばほぼ故障知らずの品質の高さも人気の理由です。
Ankerでおすすめの充電器を集めてみたので下記記事を参考ください。
CIOでおすすめの充電器
AnkerとならんでおすすめのメーカーがCIOです。
小型化・高出力化に特化したメーカーで、他社にはない独創的かつ魅力的なモデルを数多くリリースしています。
こちらの記事では、CIOでおすすめの充電器を集めてみたので参考ください。
1ポートタイプのおすすめUSB充電器
それでは数あるスマホのUSB急速充電器から、まずは1ポートタイプを紹介します。
製品名 | サイズ | 重量 | 出力ポート数 | 出力 |
---|---|---|---|---|
「DIGIFORCE 20W USB PD Fast Charger」 |
約28 x 28 x 33mm | 約35g | 1(USB-C x 1) | 最大20W |
「Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)」 |
約36 x 29 x 29mm | 約38g | 1(USB-C x 1) | 最大30W |
「Anker PowerPort Atom III Slim」 |
約75 x 46 x 16mm | 約57g | 1(USB-C x 1) | 最大30W |
「Anker Nano II 45W」 |
約35 x 38 x 41mm | 約68g | 1(USB-C x 1) | 最大45W |
「CIO NovaPort SOLO 65W」 |
約52 × 41 × 28 mm | 約95g | 1(USB-C x 1) | 最大65W |
「Anker 317 Charger (100W)」 |
約70 × 60 × 34 mm | 約216g | 1(USB-C x 1) | 最大100W |
DIGIFORCE 20W USB PD Fast Charger
「DIGIFORCE 20W USB PD Fast Charger」は、最大20W対応の1ポート充電器です。
iPhone 12シリーズやiPad Proの高速充電にも対応しています。
ホワイト・ブラックのよくある色以外に、チャコールグレー・オリーブグリーン・ネイビーブルーのパステルカラーが用意され、男女問わず使いやすい色がそろっています。
省スペースを実現しつつ、プラグが格納でき、裏面には製品情報が芸術的な文字詰めで入っています。
サイズは約28 x 28 x 33mmと、20W充電器の折りたたみ式プラグで3cm角を唯一下回り、世界最小サイズを実現しています。
プラグむき出しのタイプをふくめても、Appleの5W充電器やAnker PowerPort III Nano 20Wと並ぶ超小型となっています。
重量は約35gでAnkerよりやや重いものの、折りたたみ式では最軽量。
iPhone 12 Pro充電時の出力は20W近くあり、最大値に近いワット数を計測しました。
30分充電で50%に到達するハイスピードぶりで、フル充電まで急ぐときほど重宝します。
サイズ・デザイン・性能ともに完成度高くまとまった、本命の20W充電器です。
Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)
「Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)」は、1ポートタイプの30W充電器です。
サイズは約36 x 29 x 29mmと同クラスの最小設計であり、もちろん卵サイズ未満です。
同クラスのAnker 711 Charger (Nano II 30W)やBELLEMOND Ultra Mini 30Wとほぼ同等であり、これまでプラグむき出しでないと実現できなかった極小サイズを、格納型で実現できるようになりました。
MacBook Airの30W純正アダプターと並べても、約70%程度小型化できています。
重量は約38gであり、同クラスの最軽量にせまりつつ、MacBook Air充電器と比べても半分未満の軽量設計です。
USB-Cは最大30W出力にまで対応し、MacBook Airでも急速充電可能です。
iPhone 14 Pro充電時も22W以上を記録し、高速充電にもしっかり対応していることが確認できました。
PPSにも対応し、Galaxy S21などPPS対応スマホとの組み合わせで、20W以上の超急速充電に対応しています。
Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)は「プラグが格納できるiPhone 14・MacBook Air用充電器が欲しい人」におすすめのモデルです。
Anker PowerPort Atom III Slim
世界最薄のPD対応急速充電器「Anker PowerPort Atom III Slim」です。
最大出力は30Wであり、MacBook Airならば急速充電できる高出力です。
サイズは約75 x 46 x 16mmで、GaN(窒化ガリウム)採用により超薄型サイズにおさまっています。
Anker PowerPort Atom PD 1やAnker PowerPort III miniと比べると、床置き面積は大きいものの、1.6cmの薄さは断トツで、さすが世界最薄といえる仕上がりになっています。
MacBook Airの純正アダプター(30W)と比べても、その薄さは際立っています。
重量は純正アダプターの約106gに対し、Anker PowerPort Atom III Slimは約57gと約半分の軽量化を実現し、世界最軽量(約54g)のAnker PowerPort Atom PD 1に迫る軽さです。
Anker PowerPort Atom III Slimは、最大30W出力のUSB-Cを備えています。
USB-CにAnker PowerLine+ II USB-C & ライトニング ケーブルを組み合わせることで、最新のiPhoneでも約30分で50%に到達する高速充電に対応しています。
USB-C電圧電流チェッカーでiPhone XS充電時のワット数(電流 x 電圧)を確認したところ、10Wを超える値を示していました。
USB-Cは最大30W出力に対応しているため、MacBook Airや一部のノートPCも急速充電することができます。
MacBook Air充電時の出力値は、最大出力に迫る27.8Wであり、PowerIQ 3.0の能力が発揮されていました。
世界最薄かつ折りたたみプラグ式で、ノートPCふくめてあらゆるデバイスにフルスピード充電。
Anker PowerPort Atom III Slimは、30W出力の1ポート充電器として大本命の充電器です。
45Wバージョン
Anker Nano II 45W
「Anker Nano II 45W」は、1ポートタイプの45W充電器です。
白あるいは黒一色のデザインから一新され、シルバーとブラックグレーのツートーンで洗練された雰囲気に仕上がっています。
GaN充電器の中でも究極の小型化を追求し、約35 x 38 x 41mmを実現しています。
30Wながらその小ささで反響を呼んだ「Anker PowerPort Atom PD 1」とほぼ同サイズです。
しかも、Anker Nano II 45Wはプラグが格納できちゃいます。
MacBook Airの30W純正アダプターと比較しても、その差は歴然です。
重量も、同出力のGaN充電器である「Anker PowerPort Atom III 45W Slim」より15g以上軽い、約68gにおさえています。
最大45W出力に対応し、MacBook Airなら急速充電、MacBook Pro 13″でも通常充電が可能です。
サイコロサイズの超小型設計で、あらゆるデジタル機器に高出力充電。
Anker Nano II 45Wは、スマホ充電器でもノートPC充電器でも使える45Wタイプでベストの完成度をもつ逸品です。
CIO NovaPort SOLO 65W
「NovaPort SOLO 65W」は、1ポートタイプの60Wクラス充電器です。
サイズは約52 × 41 × 28 mmで、MacBook Proの61W USB-C電源アダプタと並べると、半分未満にまで小型化できています。
同クラスの最小充電器「Anker Nano II 65W」や「CIO G65W1C」と比べても、ほぼ変わらぬサイズにおさまっています。
重量は前のCIO充電器よりやや重いものの、純正アダプターの半分未満であり、モビリティ性は十分。
USB-Cは最大65W出力に対応し、MacBook Airや14インチのProをはじめ、大抵のモバイルノートPCの急速充電が可能です。
PPSにも対応し、PPS対応スマホのGalaxy S21で「超急速充電」と表示しました。
NovaPort SOLO 65Wは「スマホからモバイルノートPCまで、デバイス問わずに急速充電したい人」におすすめです。
Anker 317 Charger (100W)
「Anker 317 Charger (100W) with USB-C & USB-C ケーブル」は、1ポートタイプの100WクラスUSB-C充電器です。
サイズは約70 × 60 × 34 mmと、名刺ケース以下のコンパクトサイズであり、96W Apple 純正アダプタから約60%の小型化を実現しています。
重量は約209gであり、96W Apple 純正アダプタより100g程度軽いです。
多くの充電器がケーブル別売りである中、本機は最大100W対応のUSB-Cケーブルも付属している点がポイント高いです。
最大100W出力であり、14インチMacBook Pro(12コアCPU)でも急速充電が可能です。
PPSにも対応し、PPS対応スマホで20W以上の超急速充電が確認できました。
Anker 317 Charger (100W) with USB-C & USB-C ケーブルは、1ポート100Wチャージャーのマストバイモデルです。
2ポートタイプのおすすめUSB充電器
実用性の高いUSB充電器が2ポートタイプです。
僕自身、このタイプの使用頻度がもっとも高く、スマホとタブレット、ノートPCとスマホなどの組み合わせで充電することができます。
製品名 | サイズ | 重量 | 出力ポート数 | 出力 |
---|---|---|---|---|
「Anker 323 Charger (33W)」 |
約35 x 35 x 40mm | 約56g | 2(USB-A x 1 / USB-C x 1) | USB-A:最大33W USB-C:最大33W ※ポート合計32W(20W+12W)出力 |
「CIO NovaPort DUO 30W」 |
約45 x 36 x 28 mm | 約71g | 2(USB-C x 2) | USB-C:各ポート最大30W ※ポート合計40W(20W+20W)出力 |
「CIO NovaPort DUO 45W」 |
約45 x 36 x 28 mm | 約63g | 2(USB-C x 2) | USB-C:各ポート最大45W ※ポート合計40W(20W+20W)出力 |
「CIO NovaPort DUO 65W」 |
約52 x 41 x 28 mm | 約90g | 2(USB-C x 2) | USB-C(1):最大65W USB-C(2):最大65W ※ポート合計65W(45W + 20W / 30W + 30W / 20W + 20W)出力 |
「CIO NovaPort SLIM 65W」 |
約85 x 47 x 14 mm | 約110g | 2(USB-C x 2) | USB-C(1):最大67W USB-C(2):最大67W ※ポート合計65W(45W + 20W / 30W + 30W / 20W + 20W)出力 |
「Anker PowerPort III 2-Port 100W」 |
約69 x 69 x 31 mm | 約213g | 2(USB-C x 2) | USB-C:各ポート最大100W ※ポート合計100W(60W+40W)出力 |
Anker 323 Charger (33W)
2ポートタイプの30Wクラス充電器「Anker 323 Charger (33W)」です。
2ポートながら約35 x 35 x 40 mmという、卵以下のコンパクトサイズにおさまっています。
同クラスの1ポート充電器で最小のAnker 511 Charger (Nano 3, 30W)と比べても、ひと回り大きい程度に収まっています。
重量も60gと抜群の軽量性を実現しています。
USB-Cを1ポート接続で最大33W出力でき、MacBook Airも急速充電可能です。
2ポート同時利用時は合計最大32W出力(20W + 12W)に制限され、出力上はノートPC + スマホの同時充電は厳しく、スマホ 2台あるいはタブレット + スマホの同時充電に適しています。
Anker 323 Charger (33W)は「ノートPC充電器でもスマホ充電器でも使えるコンパクトな2ポート充電器が欲しい人」におすすめです。
CIO NovaPort DUO 30W
1ポート使用ならノートPC用になる、2ポートタイプの30WクラスUSB-C充電器「NovaPort DUO 30W」です。
表面にはキズつきにくいシボ加工が施され、長期間愛用できるデザインに仕上がっています。
サイズは約45 x 36 x 28 mmでNovaPort DUO 45Wと共通の筐体を採用し、卵サイズ未満の最小設計を実現しています。
同クラス1ポートのMacBook Airの純正充電器と比べても、半分未満におさまっています。
これまで同出力・同ポートの最小サイズであったInnergie C3 Duoと並べても、スリム設計であり、世界最小となっています。
重量は約71gで、MacBook Air用充電器より軽いものの、NovaPort DUO 45Wのほうがなぜか軽いです。
1ポート接続では上下ともに各ポート最大30W出力に対応し、MacBook Airなど一部のモバイルノートPCも急速充電可能です。
PPSにも対応し(3.0V-11.0V 3A)、Galaxy S21では「超急速充電」が確認できました。
2ポート接続だと20Wずつに分配され、iPhone 2台やiPhone + Androidスマホはもちろん、iPhone + iPadの組み合わせでも同時に急速充電できます。
NovaPort DUO 30Wは「ふだんはノートPCの充電器として使い、スマホやイヤホンもときどき充電したい人」におすすめです。
2ポート仕様の30W充電器は他になかなか無く、携帯性も抜群なので、ふだん使いで重宝します。
CIO NovaPort DUO 45W
1ポート使用ならノートPC用でも使える、2ポートタイプの40WクラスUSB-C充電器「NovaPort DUO 45W」です。
サイズは約45 x 36 x 28 mmであり、卵サイズ未満の最小設計を実現しています。
MacBook Airの純正充電器(30W USB-C電源アダプタ)よりポート数が多いにもかかわらず、半分未満におさまっています。
ほぼ同仕様の出力ポートをもつ、これまでの最小サイズがAnker 521 Charger (Nano Pro)でしたが、本機はプラグが格納できるにもかかわらず、さらなるスリム化を実現しています。
重量は約63gで、Ankerで85g、MacBook Air用充電器でも100gちょっとなので、かなりの軽量設計であることが分かります。
1ポート接続だと上下いずれも各ポート最大45W出力に対応し、MacBook Airなど一部のモバイルノートPCなら、このサイズ感ながら急速充電も可能です。
PPSにも対応し、PPS対応スマホのGalaxy S21を充電したところ「超急速充電」と表示され、PPSであることが確認できました。
2ポート接続は20Wずつに分配され、iPhone 2台はもちろん、iPhone + その他スマホやiPhone + iPadといった組み合わせでも同時に急速充電でき、かなり使いやすいです。
NovaPort DUO 45Wは「スマホ・タブレットを2台同時急速充電したい人かつ、ノートPCもときどき充電したい人」におすすめです。
CIO NovaPort DUO 65W
「NovaPort DUO」は2ポートタイプの65WクラスUSB-C充電器です。
「Nova Intelligence」という出力振り分け機能を搭載し、充電デバイスに組み合わせで最適な出力配分に振り分けてくれます。
USB-C(上) | USB-C(下) | Total |
65W | 65W | |
65W | 65W | |
20W | 45W | 65W |
20W | 20W | 40W |
30W | 30W | 60W |
表面には粗いシボ加工が施され、すりキズ・ひっかきキズの目立ちにくいデザインに仕上がっています。
サイズは約52 x 41 x 28mmであり、65Wクラスの2ポート充電器の中でもダントツに小さい卵サイズを実現しています。
同じく65Wの2ポートでも小さいほうである「Anker PowerPort III 2-Port 65W」と並べると、高さが4分の3におさえられ、本機がいかに小さいか分かります。
重量は約90gで、先ほどのAnkerやMacBook Air純正充電器すら100gを超える中、100gを切る軽量設計です。
1ポート接続では上下いずれも各ポート最大65W出力に対応し、MacBook Pro(13・14インチ8コアCPU)ふくめ、大抵のモバイルノートPCでも急速充電できます。
PPSにも対応し、PPS対応スマホの充電時は「超急速充電」と表示されます。
2ポート使用時はデバイスの組み合わせで出力が変わり、iPhone + iPadなら20Wずつの出力が可能となっています。
それからMacBook Air 2台だと30Wずつの出力になります。
NovaPort DUOは「スマホ・タブレット・モバイルノートPCをあらゆる組み合わせで急速充電したい人」におすすめです。
CIO NovaPort SLIM 65W
「NovaPort SLIM 65W」は2ポートタイプの65WクラスUSB-C充電器です。
特筆すべき点はその形状で、かの名作「Anker PowerPort Atom III Slim」と比べても厚みはほぼ同じ、ミントタブレットと並べてもひと回り大きい程度に収まっています。
Apple 67W USB-C電源アダプタと比べると、もはや異なるワット数なのではないかと勘違いするほどサイズの違いがあります。
これだけの極薄設計だと、コンセントに挿したときも邪魔にならないですし、ポケットにも簡単に忍ばせられます。
重量は約110gでNovaPort DUO 65Wよりはやや重いものの、同クラスのMacBook Pro用アダプターの半分程度という軽量設計。
1ポート接続だと上下いずれも各ポート最大67W出力に対応し、MacBook Airはじめ、MacBook Proや大抵のモバイルノートPCでも急速充電できます。
2ポート接続時はデバイスに合わせて出力が自動配分され、スマホ2台なら20Wずつ出力します。
MacBook Air(Pro)2台みたいな組み合わせでは30Wずつの出力になります。
さらにMacBook Pro + スマホみたいなパターンでは45W + 20Wの出力配分になります。
NovaPort SLIM 65Wは「スマホ・タブレット・モバイルノートPCをあらゆる組み合わせで急速充電したい人」におすすめです。
Anker PowerPort III 2-Port 100W
「Anker PowerPort III 2-Port 100W」は、2ポートタイプの100WクラスUSB-C充電器です。
サイズは約69 x 69 x 31 mmで手のひらに載る大きさであり、100Wクラスの2ポートではかなり小さくまとまっています。
同クラスであるMacBook Pro 14″の96W USB-C電源アダプタと比べても、約75%の小型化を実現しています。
重量は約213gと、96W USB-C電源アダプタから80g程度軽量化できています。
100W対応のUSB-Cケーブルが別途必要で、絡みにくいケーブル「Anker PowerLine III Flow USB-C & USB-C ケーブル」やThunderbolt 4対応の「Anker Thunderbolt4ケーブル」がおすすめです。
1ポート使用時は、PD規格最大でもある最大100W出力に対応し、14インチMacBook Proふくめ、ほぼ全てのデバイスが急速充電できます。
2ポート使用時は上部:最大60W、下部:最大40Wに分配され、13インチMacBook ProとAirの組み合わせでも2台同時に急速充電できます。
100Wの2ポートでありつつ、どこでも持ち運べるサイズ感。
Anker PowerPort III 2-Port 100Wは「ノートPCでも2台同時に急速充電したい人」におすすめです。
3ポートタイプのおすすめUSB充電器
汎用性の高い3ポートタイプのUSB充電器です。
このタイプは多くありませんが、タブレット・スマホ複数台持ちでもカバーできます。
製品名 | サイズ | 重量 | 出力ポート数 | 出力 |
---|---|---|---|---|
「CIO NovaPort TRIO」 |
約43 x 28 x 59mm | 約92g | 3(USB-C x 2 / USB-A x 1) | USB-C:各ポート最大65W USB-A:最大18W ※ポート合計60W(45W+15W)出力 |
「Anker Prime Wall Charger (67W, 3 ports, GaN)」 |
約50 x 40 x 39mm | 約144g | 3(USB-A x 1 / USB-C x 2) | USB-A:最大22.5W USB-C:各ポート最大67W ※ポート合計64.5W出力 |
「CIO NovaPort TRIO 65W3C」 |
約43 x 28 x 59mm | 約92g | 3(USB-C x 3) | USB-C:各ポート最大67W ※ポート合計65W(45W + 20W / 30W + 30W / 20W + 20W + 20W / 30W + 30W + 5W)出力 |
「Anker Prime Wall Charger (100W, 3 ports, GaN)」 |
約60 x 42 x 39mm | 約178g | 3(USB-C x 2 / USB-A x 1) | USB-C(1):最大100W USB-C(2):最大100W USB-A:最大22.5W ※ポート合計100W出力 |
「Anker 737 Charger (GaNPrime 120W)」 |
約80 x 43 x 32mm | 約197g | 3(USB-C x 2 / USB-A x 1) | USB-C(1):最大100W USB-C(2):最大100W USB-A:最大22.5W ※ポート合計120W出力 |
「CIO NovaPort TRIO 140W3C」 |
約63 x 69 x 29.5mm | 約227g | 3(USB-C x 3) | USB-C:各ポート最大140W ※ポート合計142W(100W + 30W / 67W + 67W / 67W + 45W + 30W / 45W + 45W + 45W)出力 |
「CIO Polaris CUBE WALL」 |
約54 × 84 × 38mm | 約180g | 6(USB-A x 1 / USB-C x 2 / ACコンセント x 3) | USB-C:各ポート最大67W USB-A:最大18W ※ポート合計60W(45W + 15W)出力 |
CIO NovaPort TRIO
「CIO NovaPort TRIO 65W」は3ポートタイプの60WクラスUSB急速充電器です。
USB-C x 2 + USB-Aのポート構成で使いやすく、3ポートながら約43 x 28 x 59mmの卵サイズを実現しています。
Apple 67W USB-C電源アダプタ(14インチMacBook Pro充電器)の半分未満なのにくわえ、30W USB-C電源アダプタ(MacBook Air充電器)よりさらに小さいのは驚き。
重量は同クラス唯一の100g切りで抜群の軽量設計となっています。
1ポート使用なら65W出力に対応し、13・14インチMacBook Pro(8コアCPUのみ)ふくめ、モバイルノートPCの急速充電が可能です。
USB-C 2ポート接続時では「Nova Intelligence」という出力の自動振り分け機能に対応しています。
MacBook Air 2台みたいな組み合わせなら充電器側もそれを認識し、30Wずつの出力が可能となっています。
ノートPC + スマホ(タブレット)の組み合わせでは、45W + 20W(つなぐ側が逆だと20W + 45W)出力で充電されます。
3ポート接続時はUSB-C(上)が最大45W出力で、残り2ポートで15Wを分け合う形に制限されるものの、ノートPC + モバイル機器 x 2台の3台同時充電が可能です。
CIO NovaPort TRIO 65Wは「ノートPC・スマホ・タブレットを同時充電したい人」におすすめです。
Anker Prime Wall Charger (67W, 3 ports, GaN)
「Anker Prime Wall Charger (67W, 3 ports, GaN)」は、3ポートタイプの67WクラスUSB急速充電器です。
サイズは約50 x 40 x 39mmとキューブライクの形状で、同クラスの3ポートでは最小かつ卵サイズ。
同社の3ポート充電器「Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)」と並べると、横幅は若干あるものの、奥行がかなり短くなっているのが分かります。
Anker 735 Chargerのように筒型で長いと、壁コンセントで差し込み口がゆるいとき、傾いたり外れる心配がありますが、立方体に近いAnker Prime Wall Charger (67W, 3 ports, GaN)なら安心して使えます。
Apple 67W USB-C電源アダプタからはなんと、約50%の小型化を実現しています。
ただ重量は若干重め(146g)で、同クラスのApple充電器よりはさすがに軽いものの、この点では100gを切るNovaPort TRIO 65Wに軍配があがります。
USB-Cはいずれも単ポート最大67W出力に対応し、14インチMacBook Proふくむ60WクラスまでのノートPCの急速充電が可能です。
USB-A側は最大22.5W出力に対応し、スマホの急速充電は十分可能です。
USB-Cの2ポート接続では45W + 20Wで出力配分され、ノートPC + タブレット(スマホ)の同時充電に対応しています。
USB-Cポートを2つとも使う際は高出力側ポートが決まっているようで、PCの充電にはPCアイコンのある最上部ポートを使う必要があります。
3ポート接続時は42W + 12.5W + 10Wに分配されるようで、ノートPC + スマホ x 2の組み合わせで充電可能です。
Anker Prime Wall Charger (67W, 3 ports, GaN)は「ノートPCも充電できる、小型でキューブ形状の3ポート充電器が欲しい人」におすすめです。
CIO NovaPort TRIO 65W3C
3ポートタイプの60WクラスUSB-C充電器「NovaPort TRIO 65W3C」です。
「Nova Intelligence」を搭載し、2ポート・3ポート接続時に最大65Wの範囲内でデバイスに合わせて出力を適切に配分してくれます。
USB-C1 | USB-C2 | USB-C3 | Total |
---|---|---|---|
67W | 67W | ||
67W | 67W | ||
67W | 67W | ||
30W | 30W | 60W | |
45W | 20W | 65W | |
20W | 20W | 20W | 60W |
30W | 30W | 5W | 65W |
同クラス3ポート充電器で最小のNovaPort TRIO 65Wと同じ筐体を共有しているため、約43 x 28 x 59mmの卵サイズを実現しています。
Apple 67W USB-C電源アダプタの約半分を実現するのみならず、30W USB-C電源アダプタよりコンパクトに仕上がっています。
重量は約113gと、3ポート充電器なのを忘れるほどの軽量設計。
USB-Cはいずれも各ポート最大67W出力に対応しています。
1ポート接続の場合、13・14インチMacBook Proをはじめ、ほぼ全モバイルノートPCの急速充電に対応しています。
MacBook Air/Pro 2台といった組み合わせだと、30Wずつの出力になります。
MacBook Pro + スマホ(タブレット)でつなぐと、モバイル機器側が20W、ノートPC側は45Wで分配されます。
さらにスマホを3台つなぐと20Wずつに分かれ、スマホ充電器としても優秀。
MacBook Air/Pro 2台とイヤホンを接続した場合、30Wずつと5Wに分配され、各デバイスに合わせた3台同時充電も余裕でこなせます。
Anker Prime Wall Charger (100W, 3 ports, GaN)
「Anker Prime Wall Charger (100W, 3 ports, GaN)」は、3ポートタイプの100WクラスUSB急速充電器です。
サイズは約60 x 42 x 39mmとやや横長ではあるものの、同クラスの3ポートでは最小におさまり、まさに卵サイズ。
同社の120W充電器「Anker 737 Charger」と並べても、奥行がかなりおさえられているのが分かります。
MacBook Proの96W USB-C電源アダプタと比べると約45%もの小型化を実現し、同じく100W/3ポートのAnker 736 Chargerよりさらに小さいのが分かります。
重量は約177gであり、Anker 736 Chargerや96W純正アダプターが200〜300gである中、かなり軽くできています。
USB-Cは、1ポート接続だとどちらも最大100W出力に対応し、100W入力を要するMacBook Pro(14/16インチ)でも急速充電可能です。
2・3ポート接続時は、いずれのポートでも合計最大100W出力に対応しています。
USB-C x 2でつないだときは60W + 40Wに分配されるようで、MacBook ProとAirのような組み合わせならノートPC 2台同時に急速充電できます。
USB-C + Aの2ポート接続でも最大100Wに対応し、こちらはノートPC + スマホで充電可能です。
3ポート接続時の出力は80W + 10W + 10Wに配分されるようで、ノートPC + スマホ(イヤホン・スマートウォッチ)x 2が同時充電できます。
Anker Prime Wall Charger (100W, 3 ports, GaN)は「ノートPCとモバイル機器が同時充電できる3ポートがほしい人」におすすめです。
Anker 737 Charger (GaNPrime 120W)
「Anker 737 Charger (GaNPrime 120W)」は3ポートタイプの120WクラスUSB急速充電器です。
USB-Cは各ポート最大100W出力、USB-Aは単ポート最大22.5Wで、複数ポート使用時に最大120Wの超高出力まで対応しています。
USB-C(上) | USB-C(下) | USB-A | Total |
---|---|---|---|
100W | 100W | ||
100W | 100W | ||
22.5W | 22.5W | ||
合計120W | 120W | ||
合計120W | 合計120W | 120W | |
合計24W | 24W | ||
合計120W | 120W |
サイズは約80 x 43 x 32mmの筒形状でスリムに仕上がり、65Wクラスと比べても少し大きい程度におさまっています。
MacBook Proの96W USB-C電源アダプタと比べても、約40%小型化しています。
重量は約197gと100WのAnker 736 Chargerよりなんと軽く、96W純正アダプターより100g程度軽量化しています。
1ポート接続ではいずれも最大100W出力に対応し、100WクラスのMacBook Proでも急速充電可能です。
USB-Cの2ポート接続時は最大120W出力まで可能であり、各デバイスに適切な出力に分配してくれます。
MacBook Pro(13・14インチ8コアCPU)のような60WクラスのノートPCなら2台同時充電です。
MacBook ProとAirを組み合わせると、充電器側も認識して適切に分配してくれます。
3ポート接続時の出力は100W + 10W + 10Wに配分されるようで、MacBook Pro + スマホ2台の組み合わせでも同時充電できます。
Anker 737 Charger (GaNPrime 120W)は「ノートPCも複数台充電できる小型の3ポートがほしい人」におすすめです。
CIO NovaPort TRIO 140W3C
「NovaPort TRIO 140W3C」は、3ポートタイプの140WクラスUSB-C充電器です。
単ポート接続時はUSB-C1〜C3ポートのいずれも最大140W出力というだけでなく、2・3ポート接続時ではデバイスに合わせて出力を適切に配分してくれます。
USB-C1 | USB-C2 | USB-C3 | Total |
---|---|---|---|
140W | 140W | ||
140W | 140W | ||
140W | 140W | ||
100W | 30W | 130W | |
67W | 67W | 134W | |
67W | 45W | 30W | 142W |
45W | 45W | 45W | 135W |
140Wと既存の充電器で最高出力ながら、約63 x 69 x 29.5mmの手のひらサイズにおさめているのは見事。
Apple 140W USB-C電源アダプタ(16インチMacBook Proの純正充電器)と並べると、同出力なのに半分くらいのサイズ感であり、技術力の高さを感じます。
重量は約234gとややずっしりですが、携帯するには全く問題ない重さです。
単ポート接続だと各ポート最大140W出力に対応し、16インチMacBook Proふくめ、Anker 737 Power Bank (PowerCore 24000)のように140W入力を要する超大容量モバイルバッテリーでも急速充電可能です。
2・3ポート接続時は出力自動振り分け機能「Nova Intelligence」に対応し、ノートPC + タブレットのセットなら100W + 30Wの出力、ノートPC同士なら67Wずつに分配されます。
さらに、ノートPCだけ3ポート接続したときは45Wずつに分かれ、超高出力充電器だけあり、無理なく全PCの充電をまかなえます。
NovaPort TRIO 140W3Cは「ノートPC複数台でも同時充電できる3ポート充電器が欲しい人」におすすめです。
CIO Polaris CUBE WALL
「CIO Polaris CUBE WALL」は、最大6台の機器を充電可能な、USBポート搭載電源タップです。
合計1,500WのACコンセント3つふくめ、計6つのインターフェースをそなえるにもかかわらず、接地面積はクレカと同程度におさまっています。
折りたたみプラグ自体が上部に設置されているおかげで、隣接するコンセント口の邪魔にならないのはありがたいです。
接続ポート数によって各ポートの出力は変わるものの、USB-Cのみ接続した際は、つないだデバイスに応じて最適な出力に配分してくれる電力自動振り分け機能「Nova Intelligence」に対応しています。
USB-C 1 | USB-C 2 | USB-A 1 | Total |
---|---|---|---|
67W | 67W | ||
67W | 67W | ||
18W | 18W | ||
最大65W内で自動振り分け | 65W | ||
45W | 18W | 63W | |
15W | 15W | ||
45W | 15W | 60W |
USB-Cは1ポート接続で最大67W出力に対応し、13・14インチMacBook Proふくめ、60WクラスのモバイルノートPCの急速充電に対応しています。
USB-C同士の接続であれば出力自動振り分けに対応し、ノートPC x 2なら30Wずつ、ノートPC + スマホ(タブレット)なら45W + 20Wに分配されます。
3ポート接続時はUSB-C1に45Wで、残り15Wを2ポートで分け合う形になるので、USB-A側の充電デバイスが通常充電になることがあります。
ACコンセントは、3方向設計のおかげでコンセント口同士が干渉することもなく、かなり使いやすいです。
USBポートと組み合わせれば、1つのコンセントから最大6台の電子機器の充電まで拡張でき、コンセントの少ない家でもめちゃくちゃ重宝します。
4ポートタイプのおすすめUSB充電器
ハイパワーの4ポートタイプUSB充電器です。
ノートPC複数台とスマホ・タブレットまで充電できるので、据え置き使用に適しています。
製品名 | サイズ | 重量 | 出力ポート数 | 出力 |
---|---|---|---|---|
「CIO NovaPort QUAD 65W」 |
約48 x 28 x 55mm | 約100g | 4(USB-C x 3 / USB-A x 1) | USB-C:各ポート最大65W USB-A:最大18W ※ポート合計65W(50W+15W)出力 |
「MATECH Sonicharge 100W Pro X」 |
約65 x 65 x 32.2mm | 約203g | 4(USB-C x 3 / USB-A x 1) | USB-C(1):最大100W USB-C(2):最大100W USB-C(3):最大20W USB-A(1):最大22.5W ※ポート合計95W出力 |
「Anker 547 Charger (120W)」 |
約99 x 70 x 34mm | 約392g | 4(USB-C x 4) | USB-C(1):最大100W USB-C(2):最大60W USB-C(3):最大20W USB-C(4):最大20W ※ポート合計120W(50W+30W+20W+20W)出力 |
「Anker 747 Charger (GaNPrime 150W)」 |
約68 x 61 x 31mm | 約234g | 4(USB-A x 1 / USB-C x 3) | USB-C(1):最大100W USB-C(2):最大100W USB-C(3):最大100W USB-A(1):最大22.5W ※ポート合計150W出力 |
「Anker Prime Charging Station (6-in-1, 140W)」 |
約162 × 79 × 18mm | 約460g | 6(USB-A x 2 / USB-C x 2 / ACコンセント x 2) | USB-C:最大140W USB-A:最大12W ACコンセント:最大1000W ※USBポート合計140W出力 |
「Anker Prime Desktop Charger (240W, 4 ports, GaN)」 |
約105 × 79 × 34 mm | 約656g(スタンド除く) | 4(USB-C x 3 / USB-A x 1) | USB-C(1):最大140W USB-C(2):最大100W USB-C(3):最大100W USB-C(4):最大22.5W ※USBポート合計240W出力 |
CIO NovaPort QUAD 65W
4ポートの65Wクラス充電器「NovaPort QUAD 65W」です。
本機がすごいのはそのサイズで、わずか約48 x 28 x 55mmであり、ほぼ卵サイズを実現しています。
Apple 67W USB-C電源アダプタ(14インチMacBook Pro充電器)の半分近くなのにくわえ、30W USB-C電源アダプタ(MacBook Air充電器)より小さくおさまっているのはびっくり。
重量も67W純正充電器の約200gちょっとに対し、本機は100gジャストと抜群の軽量設計です。
1ポート使用時は最大65Wに対応し、13インチ・14インチMacBook Proふくめ、ほぼ全てのモバイルノートPCを急速充電できます。
PPSにも対応し、PPS対応スマホのGalaxy S21で「超急速充電」と表示し、20W以上の出力が確認できました。
USB-C 2ポート使用時は「Nova Intelligence」に対応し、最大65Wまでの範囲で各デバイスに最適な出力を配分してくれます。
例えばMacBook Air x 2台なら30Wずつの出力、ノートPC + スマホでは、45W + 20W(接続側が逆だと20W + 45W)出力で充電されます。
4ポート接続時は上2ポートが最大50W内で最適に振り分け、残り2ポートで15Wを分け合う形に制限されるものの、ノートPC + モバイル機器 x 3台の4台同時充電が可能です。
世界最小・最軽量の4ポートで、接続ポート数に合わせてノートPCからスマホまで急速充電できる柔軟性。
NovaPort QUAD 65Wは、持ち運びできる4ポート充電器なら、かなりおすすめのモデルです。
MATECH Sonicharge 100W Pro X
MATECH「Sonicharge 100W Pro X」は、4ポートタイプの100WクラスUSB充電器です。
USB-C単ポート使用時は最大100W出力ですが、接続ポート数によってワット数が異なります。
USB-C 1 | USB-C 2 | USB-C 3 | USB-A | Total |
---|---|---|---|---|
100W | 100W | |||
100W | 100W | |||
20W | 20W | |||
22.5W | 22.5W | |||
65W | 30W | 95W | ||
65W | 20W | 85W | ||
65W | 22.5W | 87.5W | ||
65W | 20W | 85W | ||
65W | 22.5W | 87.5W | ||
10W | 10W | 20W | ||
45W | 30W | 20W | 95W | |
45W | 30W | 22.5W | 97.5W | |
65W | 10W | 10W | 85W | |
65W | 10W | 10W | 85W | |
45W | 30W | 10W | 10W | 95W |
同クラスの4ポート充電器では世界最小級の約65 x 65 x 32.2mmにおさまっています。
MacBook Proの96W純正アダプターと比べると、ポート数4倍にかかわらず、ひと回り小さいです。
重量はApple 96W純正アダプターの約3分の2にまでおさえています。
多くの充電器がケーブルをそなえていない中、本機は100W対応ケーブルに収納ケースまでしっかり付いているので良心的。
USB-C 1/2(上2つのポート)は、単ポート接続で最大100W出力でき、14・16インチMacBook Proふくめた多くのノートPCを急速充電可能です。
2ポート使用時は65Wと30Wに分配され、MacBook ProとAirといった組み合わせでも同時に急速充電できます。
USB-C1〜3を使って3台の機器を充電する場合、45W/30W/20Wに分かれるので、この場合もノートPCを2台充電しつつ、モバイル機器を充電するといったことができます。
4ポート全部使ったときは45W/30W/10W/10Wに出力されるので、ノートPC2台の充電は十分可能ですが、残り2ポートが10Wずつになるので、スマホだと通常充電になるケースがあるので注意ください。
Sonicharge 100W Pro Xは「ノートPC複数台とモバイル機器をまとめて充電したい人」におすすめです。
Anker 547 Charger (120W)
「Anker 547 Charger (120W)」は、4ポートタイプの120WクラスUSB-C充電器です。
4つのポートはいずれもUSB-Cで、単ポートでは左から順に最大100W 60W 20W 20W出力でき、接続ポート数によって出力ワット数が細かく分かれています。
USB-C 1 | USB-C 2 | USB-C 3 | USB-C 4 | Total |
---|---|---|---|---|
100W | 100W | |||
60W | 60W | |||
20W | 20W | |||
20W | 20W | |||
60W | 60W | 120W | ||
90W | 20W | 110W | ||
60W | 20W | 80W | ||
90W | 20W | 110W | ||
60W | 20W | 80W | ||
20W | 20W | 40W | ||
60W | 30W | 20W | 110W | |
60W | 30W | 20W | 110W | |
60W | 20W | 20W | 100W | |
60W | 20W | 20W | 100W | |
50W | 30W | 20W | 20W | 120W |
本体には約1.5mの電源ケーブルが付属し、コンセントから離れた位置でもUSBポート部だけをすっきり見せられるのはうれしいポイント。
超高出力かつ4ポートなのをふまえると、約99 x 70 x 34mmの名刺ケースサイズなのは、結構がんばっています。
一番左のポートは、単ポート接続で最大100W出力に対応し、14インチ10コアCPUのMacBook Proをはじめ、あらゆるノートPCやUSB-Cデバイスが急速充電可能です。
一番左とその隣のポートを組み合わせれば最大60Wずつ出力可能で、13インチ・14インチMacBook Proまでならなんと2台同時に急速充電可能です。
4ポート接続時は50W + 30W + 20W + 20Wに分配されるため、MacBook Pro + MacBook Air + iPad + iPhoneの組み合わせでも同時に急速充電可能です。
Anker 547 Charger (120W)は「据え置きタイプでパソコン2台 + スマホ・タブレット2台を一気に充電したい人」におすすめです。
Anker 747 Charger (GaNPrime 150W)
「Anker 747 Charger (GaNPrime 150W)」は、4ポートタイプの150WクラスUSB-C充電器です。
USB-Cは単ポート最大100W出力、USB-Aは単ポート最大22.5Wで、複数ポート使用時も最大150Wまで対応しています。
USB-C1 | USB-C2 | USB-C3 | USB-A | Total |
---|---|---|---|---|
100W | 100W | |||
100W | 100W | |||
100W | 100W | |||
22.5W | 22.5W | |||
合計150W | 150W | |||
100W | 22.5W | 122.5W | ||
100W | 22.5W | 122.5W | ||
合計150W | 150W | |||
合計150W | 150W | |||
合計150W | 150W |
サイズは約68 x 61 x 31mmと、Apple 140W USB-C電源アダプタから40%の小型化を実現しています。
重量は約234gであり、ひときわ軽くできています。
USB-Cを1ポート接続で使用した場合、16インチMacBook Pro(2020)でも急速充電できる最大100Wまで対応しています。
こちらのUSB-CはPPSにも対応し、PPS対応スマホで20W以上の超急速充電をサポートしています。
USB-C 2ポート接続時は合計150W出力まで対応し、ノートPC2台同時充電すらカバーできるパワフルぶり。
3・4ポート接続時も合計150W出力に対応しているので、最大でノートPC2台 + タブレット・スマホの組み合わせでも急速充電可能です。
Anker 747 Charger (GaNPrime 150W)は「ノートPC複数台とモバイル機器を一気に充電したい人」におすすめです。
Anker Prime Charging Station (6-in-1, 140W)
「Anker Prime Charging Station (6-in-1, 140W)」は、最大6台の機器を充電可能な、ACコンセント付きUSB急速充電器です。
底面には単ポート最大140W出力のPD対応USB-Cと最大12W出力のUSB-Aを2つずつ搭載しています。
接続ポート数によって各ポートの出力は変わるものの、4ポート接続でも合計最大140Wに対応し、ノートPCの2台同時充電をカバーできるのは強いです。
USB-C 1 | USB-C 2 | USB-A 1 | USB-A 2 | Total |
---|---|---|---|---|
140W | 140W | |||
140W | 140W | |||
12W | 12W | |||
12W | 12W | |||
65W | 65W | 130W | ||
120W | 12W | 132W | ||
120W | 12W | 132W | ||
15W | 15W | |||
65W | 60W | 12W | 137W | |
65W | 60W | 12W | 137W | |
120W | 15W | 135W | ||
120W | 15W | 135W | ||
65W | 60W | 15W | 140W |
本機の大きな特徴として、電力の出力状況を確認できるスマートディスプレイを搭載しています。
電源ボタンを押すたびに表示が「合計ワット数」「ポートごとのワット数」「ポートごとの電圧/電流値」と切り替わっていきます。
1ポート接続では最大140W出力に対応し、Anker 737 Power Bank (PowerCore 24000)のように140W入力を要する超大容量モバイルバッテリーでもフルパワー充電できます。
16インチMacBook Proのように140W対応ノートPCでもまかなえ、ほぼ全てのノートPC充電をカバーしています。
USB-Cの2ポート接続時は65Wずつに分配され、14インチまでならMacBook Pro x 2でも同時急速充電でき、家族や友人知人とシェアしたいときにも重宝します。
3ポート接続時はUSB-C側が65W + 60Wに分配され、残りのUSB-Aに12W配分される形となり、ノートPC x 2 + スマホ(イヤホン / スマートウォッチ)といった組み合わせでもカバーできます。
4ポート時もUSB-C側が65W + 60W、USB-A側は15Wを2デバイスで分け合い、合計最大140Wにおさまるように出力されます。
ACコンセントと合わせると6-in-1までカバーできるので「MacBook + Windows PC(= ROG Ally) + ディスプレイ + ゲーム機 + モバイル機器複数」というなかなかの充電環境でも、コレ一台に抑え込むことに成功しました。
Anker Prime Charging Station (6-in-1, 140W)は「パワフルでスリムな電源タップ + USB充電ステーションがほしい人」におすすめです。
Anker Prime Desktop Charger (240W, 4 ports, GaN)
「Anker Prime Desktop Charger (240W, 4 ports, GaN)」は、4ポートタイプのUSB急速充電器です。
上からUSB-C1は単ポート最大140W出力、2・3番目のC2/C3は各最大100W、USB-Aは最大22.5Wで、複数ポート利用時は組み合わせで細かく分かれています(合計最大240W)。
USB-C1 | USB-C2 | USB-C3 | USB-A | Total |
---|---|---|---|---|
140W | 140W | |||
100W | 100W | |||
100W | 100W | |||
22.5W | 22.5W | |||
140W | 100W | 240W | ||
140W | 100W | 240W | ||
65W | 35W | 100W | ||
140W | 22.5W | 162.5W | ||
140W | 合計100W | 240W | ||
140W | 合計100W | 合計100W | 240W | |
140W | 合計100W | 240W | ||
140W | 合計100W | 240W |
接地面積はクレカと同じくらいと、かなりの省スペース設計を実現しています。
USB-C1のみではあるものの、単ポートでは最大140W出力に対応し、16インチMacBook Proすら急速充電できる超高出力です。
USB-C2/C3の単ポート使用は最大100W出力と若干落ちますが、それでも大抵のノートPCはカバーできるので、実用上不足面を感じることはないでしょう。
USB-C1を起点に2ポート接続した際は140W(C1)と100W(C2 or C3)に分配され、16インチMacBook Proすら2台同時急速充電が可能です。
USB-Cポートを全部つないだときは140W(C1)と、残り100WをC2とC3で分け合うカタチになります。
16インチMacBook Pro + MacBook Air x 2でも同時充電でき、家族や友人で充電をシェアするときも重宝します。
4ポートを全部利用しても合計出力が240Wと制限されず、USB-C1が140Wのまま、残り100Wが他3ポートに分配されます。
ノートPCを3台充電しつつスマホを充電するといったことも無理なくこなせます。
USB充電器おすすめ20選まとめ
本記事は充電器をおすすめを紹介しました。
ひとえに充電器といっても、充電したいデバイスやUSB端子の種類によって、その特徴はさまざまです。
用途とデバイスに合わせ、最適な充電器を見つけてください。
僕みたいに複数台持つのもおすすめですw
どうも、マクリン(