宇宙戦艦ヤマト2199　第一章　遥かなる旅立ち（詳細篇）『○六○○　坊ノ岬を抜錨』

３週間後。地球にて。

人類が入手したガミラス軍機の破片。


指令部より支持された回収物（サーシャの持っていた波動コア）を持って地球へ帰還した古代進（守の弟）と島大介が森雪と初対面。火星の彼女（サーシャ）と森雪がそっくりであることに驚く。


兄、守のゆきかぜが大破したことを知る。

メ号作戦の目的は陽動で秘匿されていたという南部の言葉を古代進は偶然、耳にする。それに腹を立て、古代進は、沖田十三提督に直々に会いに行く。


メ号作戦が陽動だというのは本当ですか！？
誰も、兄もそれを知らされずに死んでいったんですか。

土方竜と沖田十三。
土方は古代進の宇宙訓練学校の教師。つまり、土方の教え子です。


古代守は立派な男だった。そして、彼を死なせてしまったのは私だ、と沖田十三が言う。
すまない・・・

納得できずに古代は帰っていきます。
途中で佐渡酒蔵に合います。


その後、艦上戦闘機の零式空間52型、通称コスモゼロのそばで、エースパイロットの加藤三郎と初対面。（そう、加藤はヤマトの航空隊長になります）　

加藤は触るなと忠告。
その時、敵ガミラス偵察機が衛星軌道より侵入との警告。
敵の目標は、北緯３０度４３分、東経１２８度０４分。

古代と島がコスモゼロに勝手に乗っ取り、発進させる。
しかし、機体には兵装　非武装の文字が。。。つまり、調整中の兵器非搭載機だったのである。


ガミラス偵察機を取り逃がしてしまい、途中でエンジントラブル発生。
からくも地面に不時着。そう、そこはガミラスが偵察を行っていた場所－－－九州の坊ノ岬沖であった。
そこで、古代を島は夕陽を浴びて横たわる大昔に沈んだ巨大戦艦、大和の鉄屑を目撃する。

立ち尽くす古代はその大いなる艦の骸に、何かを感じずにはいられなかった。


その後、怒った加藤は古代と島とケンカをし、手に負傷。傷の手当てを受ける。


地球一の名医、佐渡酒蔵から、消毒してもらう。佐渡先生と愛猫のミーくん。


ヤマトへの招集がかかっている。
招集メンバーを前に沖田提督が壇上に登場。


集まってもらった諸君らの多くは「イズモ計画」の選抜メンバーとして、これまで特殊任務の訓練を課してきた者達だ。
その君たちにここで正式に任務を伝える。

「イズモ計画」は１年前に新たなる「ヤマト計画」へと発展吸収された。

次の映像を見て欲しい。先日のメ号作戦にて回収された通信カプセルからのメッセージ。

私はイスカンダルのスターシァ。
あなた方の星、地球は今まさにガミラスの手で滅亡の淵に立たされています。
一年前、妹、ユリーシァに、次元波動エンジンの設計図を託して、使者として地球へ。あなた方がそれを理解し、機関を完成させていたならば、イスカンダルへ来るのです。

私たちの星には惑星を再生することの出来るシステムがあります。
残念ながら、私がこれを地球に届けることはもう叶いません。

このメッセージをご覧になっているということは、波動機関　最後のユニットを、私のもうひとりの妹、サーシャがお届けしたということですね。

イスカンダルは地球を離れること１６万８千光年、マゼラン銀河恒星系サレザーの第４番惑星。
私は、あなた方が道の苦難を克服しここへ来ることを信じています。
私は、イスカンダルのスターシァ・・・


諸君らの使命は、このイスカンダルへの往復の旅だ。

往復、３３万６千光年の旅を、人類滅亡までの許された一年の期間内で行う、危険で苦しい旅になろう。

出航は明後日の○六○○　坊ノ岬で抜錨する。


沖田の言葉を聞く、真田志郎。ヤマトの技師長兼ヤマト副長


古代も。


つづく。