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2023年10月29日22:50

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奥多摩の死亡事故の検証

マイミクさんの日記で本日昼頃に奥多摩周遊道路で、バイク同士の正面衝突の死亡事故があった事を知りました。
一人が死亡、一人が心肺停止との事なので、病院に運ばれるまで2時間かかると言われている奥多摩なので、二人ともお亡くなりになったと思います。

ストリートビューで、この事故を検証してみました。
状況から、坂の登り方向のMT-07っぽい大型バイクのセンターラインオーバーだと思います。
坂の下り方向のナイケン(ジレラ?)っぽい3輪バイクのほうが被害者だと思います。

3輪バイクの推定速度は、左急カーブを抜けて右急カーブに入る所なので法的速度の40キロ以下だと思います。
加害者の大型バイクはカーブを大きく曲がり切れなかった事から60キロ以上出ていたと思われます。
状況から2台ともブレーキをかける間もなく衝突したと思われますので、対面の衝突速度は100キロ超えていたと思います。

加害者がなぜ大幅にセンターラインオーバーしたかというと、
ストリートビューを確認すればわかりますが、コーナーの入り口から見て、中速コーナー以上に見える錯覚を起こすコーナーになってるからです。
この加害者は下手なのに走り屋気取りで、なるべく限界に近い速度でコーナーリングしようとしたのでしょう。
中速コーナーだと思ったら、結構Rがきついコーナーで曲がれなかった事が想像出来ます。
正面衝突場所は7キロの距離表示がある所です。

同じような事故を起こさない為にはどうしたら良いでしょうか?
このように入り口から見ると急カーブに見えないのに、コーナーに入ってみたら急カーブの事はたまにあります。
それでセンターラインオーバーしてしまった経験があるライダーは多いでしょう。
そういうライダーの走り方の特徴は、カーブの前の直線でブレーキをかけて、コーナーの入り口からパーシャルスロットルまたはアクセルオンにしてコーナーに入っています。

そういう走り方が正しいと言ってるライテク本や教習所の教官は多いですが、それは大間違いです。
一流のレーサーや一流のジムカーナライダーにそんな走り方をしている人はいません。
強いブレーキは、コーナーに入る前の直線で掛けますが、コーナーにはブレーキを残して緩めながらを基本として入っていきます。
もし、思った以上にコーナーがキツイ場合は、ブレーキはリリースせずに、そのまま前後ともかけたまま曲がり切れる速度まで減速します。
私はこの走り方で、16歳から39年間一度もセンターラインオーバーをした事ありません。(このブレーキの掛け方が完璧に出来るようになったのは18歳です。習得まで2年約10万キロ練習しました。18歳からコーナーで転倒した事もありません。)
昔はこのようなブレーキの使い方をしてる人は峠レベルでは殆どいなかったので、誰にも負ける気がしませんでした。

アクセルオンやパーシャルアクセルでコーナーに進入してる人は、今すぐ走り方を変えてください。
一般的にはこのブレーキの掛け方はレーシングテクニックとされて高等テクニックとされていますが、覚えてしまえば難しくありません。
今まで思っていた常識と違うので最初は怖いでしょうがデメリットはありません。
練習する時に注意としては、前述してますが緩めながらを基本としてください。掛け増しながらも可能なのですが、危険です。掛け増すようなブレーキの使い方は一流レーサーでも転んでいます。
一流レーサーがコーナーの進入でフロントから転んでいるのは、掛け増すようなブレーキングをしているのが原因の事が多いです。
このブレーキの掛け方は4輪でもほぼ同じなので、車で練習するのも有りです。

ストリートビュー
https://maps.app.goo.gl/xMXgjGy1CrFsyti1A?g_st=ic

■奥多摩町でバイクとトライクが衝突 1人死亡、1人意識不明
(朝日新聞デジタル - 10月29日 18:58)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=7615946
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