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ナショナル ジオグラフィック日本版 2015年1月号

人類はいつアートを発明したか?

  • <b>39,000 年前</b><br />スペインのアルタミラ洞窟で、年代測定用の試料を採取する研究者。色鮮やかな動物たちは1万9000~1万5000年前に描かれた。抽象的な模様はさらに2万年古いと考えられる。
  • <b>35,000年前</b><br />ドイツのホーレ・フェルス洞窟で2008年に発見された女性像は、人体をかたどったと確実に認められる最古の遺物。上部にある輪にひもを通し、首飾りとして使われていたようだ。
  • <b>25,000年前</b><br />1894年にフランス南西部で発見された「ブラッサンプイの婦人」。マンモスの牙に繊細な彫刻を施してある。女性かどうかははっきりしないが、人間の顔をかたどった最古の作品の一つだ。
  • <b>100,000年前</b><br />アフリカ大陸南端にあるブロンボス洞窟からは、象徴的な表現の存在を示す最古の証拠が複数出土している。オーカーと呼ばれる粘土の塊に模様が彫られた10万年前の遺物もあった。
  • 南アフリカのクリップドリフト岩陰遺跡を発掘する、ヘンシルウッド率いる調査チーム。一帯には約16万5000年前から現生人類が暮らし、初期のアートとみられる遺物が出土している。
  • 幾何学模様が彫られたダチョウの卵の殻。クリップドリフト岩陰遺跡では、6万5000~5万9000年前のこうした破片が、100個以上見つかった。
  • 2000年にブロンボス洞窟で発掘された7万5000年前のオーカー片。幾何学模様が刻まれている。
  • 2013年にクリップドリフト岩陰遺跡の近くで発見されたオーカーのクレヨン。ヘンシルウッドは「これがすべての始まりです」と言う。
  • ナミビア北西部の川岸で、オーカーを髪に塗るヒンバ族の女性たち。温かみのあるその赤い色は、古代から変わらず人々の間で体の装飾に広く使われてきた。
  • <b>36,000年前</b><br />後期旧石器時代の芸術家たちが描いたのは、ほとんどが草食動物だが、ショーベ洞窟の大壁画にはどう猛な肉食動物が数多く登場する。2014年6月、この洞窟は世界遺産に登録された。<br />5枚の画像を組み合わせたパノラマ写真
  • <b>37,000年前</b><br />スペインのエル・カスティージョ洞窟に残る手形は、悠久の時を超えて私たちにメッセージを発信している<br />―私もあなたたちと同じ人間だ。私は生きている。私はここにいた。

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