WinXPの動作に厳しくなった古いノートパソコンに、PuppyLinuxを入れて動かしていました。でも、操作感等でやっぱりWindowsが使いたいと思い、ローカルネットワーク内でリモートデスクトップ環境を整えました。その時のメモを残します。
- PuppyLinuxのインストール
公式からiso持ってきてCD作ってインストールしました。特に躓く事もなく終了。
後日インストールフローもメモ予定。 - IPアドレスの固定(ローカル)
「DHCP環境じゃRDP(リモートデスクトップ)できねぇんじゃね?」と思ってIPの固定を行いました。
NTTのフレッツ光プレミアムを契約していますのでCTUの設定を弄って、DHCPからMACアドレス指定でプライベートIPを振って貰うようにしました。- CTUにアクセス
https://ctu.fletsnet.com/
上記URLからローカルのCTUにアクセスできるはず?
パスワード等入力してログインします。 - DHCPの確認
今回、CTUのDHCP機能を使って、ローカルIPの固定を行いますので、DHCP機能がONになっていることを確認します。
「詳細設定」を選択し、「DHCPサーバー機能設定」の「機能の使用」が「する」になっていることを確認します。「しない」になっている場合には「編集」ボタンで「機能の使用」を「する」に設定し直します。
※別途ルータ等使って設定変えてる時は他にいろいろやらないといけないかも? - MACアドレスからIPアドレスを固定
次に「DHCPサーバ機能設定(LAN側固定IP払い出し)」を「追加」してIPアドレスの設定を行います。
「払い出しIPアドレス」と、「MACアドレス」を入力し、「OK」を押して設定します。
「MACアドレス」は、aa:bb:cc:dd:ee:ffのようにコロン「:」で繋ぎます。
サーバ側(Windows側)のみで良いと思われますが、今回は2つ分、サーバ側・クライアント側の両方共設定を行いました。- 払い出しIPアドレスの設定
「払い出しIPアドレス」は、「DHCPサーバー機能設定」の「払い出し開始IPアドレス」と「払い出し個数」から範囲を確認し、任意のアドレスを入力します。 - WindowsマシンのMACアドレスの確認
コマンドラインから「ipconfig /all」を実行し、「物理アドレス」の欄にある値を確認します。
aa-bb-cc-dd-ee-ffのようなアドレスです。 - LinuxマシンのMAXアドレスの確認
端末から「ifconfig」を実行し、「HWaddr」の値を確認します。
aa:bb:cc:dd:ee:ffのようなアドレスです。
- 払い出しIPアドレスの設定
- 設定の反映
「戻る」ボタンでメインメニューへ戻り、「設定反映」ボタンで設定を反映させます。これでCTUの設定は終了です。
両機器を再起動してIPアドレスを更新します。
- CTUにアクセス
- Windows側のリモートデスクトップの設定
リモートデスクトップのサーバ側となるWindows7の設定を行います。- 設定ウィンドウを開く
「スタート」->「コントロールパネル」->「システムとセキュリティ」から「システム」の項目より「リモートアクセスの許可」をクリックし、「システムのプロパティ」の「リモート」タブを開きます。 - リモート接続の許可
「リモート アシスタンス」項目の「このコンピュータへのリモート アシスタンス接続を許可する」にチェックを入れます。 - 接続を許可するコンピュータの設定
「リモート デスクトップ」項目のオプションを設定します。
2つ目の「リモート デスクトップを実行しているコンピュータからの接続を許可する(セキュリティのレベルは低くなります)」か、
3つ目の「ネットワーク レベル認証でリモート デスクトップを実行しているコンピュータのみ接続を許可する(セキュリティのレベルは高くなります)」のどちらかにチェックを入れます。
私は2つ目に入れてます(違いを調べるのが面倒だった)。 - ログインを許可するユーザの設定
「ユーザの選択」ボタンをクリックして、ログインできるユーザを指定します。Administrator権限のあるユーザはデフォルトでOK?なのかな?
- 設定ウィンドウを開く
- PuppyLinux側のRDPソフトウェアのインストール
リモートデスクトップのクライアント側、PuppyLinuxの設定を行います。Puppy用のリモートデスクトップクライアントを以下のフォーラムよりダウンロードしてインストールします。
rdesktop 1.6 – remote desktop for Puppy- 「rdesktop」のインストール
「rdesktop-1.6.0-i386.petrdesktop-1.6.0-i386.pet」のダウンロードしボタンをクリックして、プログラムから開く「petget(規定)」で、インストールまで自動で行ってくれました。 - 「tsclient」のインストール
次にrdesktopをGUI環境で使える、「tsclient-0.148-i386.pettsclient-0.148-i386.pet」をインストールします。上記フォーラムから「tsclient-0.148-i386.pet」のダウンロードボタンをクリックして、プログラムから開く「petget(規定)」で開き、インストールを行います。
- 「rdesktop」のインストール
- Puppy(クライアント)からWin7(サーバ)へRDP接続
Puppyのデスクトップから「端末」を起動し、「tsclient」と入力しEnterキーで「Terminal Server Client」を起動させます。
起動したら適当に設定を入力します。「Computer」:Windows7に固定した、プライベートIPアドレス
「Protocol」:「RDPv5」を指定。「RDP」ではエラーが出たので(謎
「User Name」:接続するユーザ名を記入。接続後も指定できる。
「Password」:接続するユーザのパスワードを記入。
「Domain」:ワカンネ。設定した覚えがないのでスルー。
「Client Hostname」:ワカンネ。これもスルー。
「Protocol File」:ワカンネ。華麗にスルー。その他の詳細な設定は上記タブからできます。画面の解像度とか?
私はフルスクリーンの設定だけしました。
気持ちの整理がつきましたら、右下の「Connect」をクリック。Windows7のログイン画面は表示されましたか? - より快適な環境へ
「Administratorでリモートログインする時に、空のパスワードを使えるようにする」設定や、「複数からの同時リモートログインを許可する」設定を行いました。気になる方はGoogle先生に聞いてみてください。
次はWAN側からアクセスしたいですね。
tsclient は、記載してあるサイトからは、ダウンロードできませんでした。