既報の通り、海外ではWindow Mobile 6.5を搭載したスマートフォンが発売されたが、CEATEC JAPAN 2009ではその中の1機種である東芝の「TG01」が同社ブースで展示されている。

Windows Mobile 6.5を搭載した東芝の海外市場向けスマートフォン「TG01」

TG01は、日本国内ではNTTドコモが「T-01A」の品名で販売しているスマートフォンで、欧州市場などでもWindows Mobile 6.1を搭載してこの夏に発売された。海外では搭載OSがWindows Mobile 6.5になった製品が今後発売される見込みで、既存ユーザーに対しては6.1から6.5へのバージョンアップ方法も用意される予定だが、通信事業者を通じて販売されたものについては、バージョンアップの可否は事業者の判断となる。NTTドコモでは、バージョンアップサービスを提供するかしないかを含め、現時点ではWindows Mobile 6.5への対応は未定としている。

背面には東芝のロゴがあり、NTTドコモの「T-01A」ではないことがわかる

なお、今年2月にスペイン・バルセロナでWindows Mobile 6.5が発表された当初から、NTTドコモ、ソフトバンクモバイル、ウィルコムの3社が賛同企業に含まれており、早ければ年末商戦向けの新製品で6.5搭載機種が発表される可能性はある。

Windows Mobile 6.5では、従来スタイラスペンでの操作を想定していたスタートメニューを改良し、ペンを使わず直接指先で操作しても使いやすいデザインのメニュー画面を採用した。待受画面に相当するToday画面も刷新され、アプリを起動しなくても新着メールの確認や音楽の再生などが可能となった。

刷新されたToday画面。画面に触れた指を上下に動かすことで見たい情報を選択し、次に左右に動かすことで再生する曲の選択や、将来の予定などを確認できる

もうひとつの大きな特徴が、インターネットを介して提供されるサービスとの緊密な連携で、連絡先・予定表・写真・文書ファイルなどをネット上にバックアップできる「My Phone」、アプリ販売サービスの「Windows Marketplace for Mobile」が、6.5搭載機種の発売にあわせて正式に提供開始された。6.5には各サービスのクライアントソフトが標準で付属する。CEATECのブースではインターネット接続のない環境でのデモだったため、新サービスの画面を見ることはできなかった。

なお、My PhoneはWindows Mobile 6.0/6.1でも利用可能(各Classicエディションを除く)で、日本語版サービスも既に開始されている。Marketplaceは今年中に6.0/6.1向けのクライアントソフトが提供される予定で、日本でも6.5搭載端末の発売と同時に利用可能となる見込み。