NTTドコモは、法人向けにメールなどの接続設定や業務アプリケーションの一括インストールなど、遠隔制御が行える携帯電話管理システムを開発したと発表した。
このシステムは、Windows Mobile 6を搭載したFOMA端末に対して、メールなどの接続設定や業務アプリケーションの一括インストールなどの管理が行えるほか、セキュリティポリシーに対応した各種デバイス機能の利用制限や情報漏洩防止に向けた端末状態の監視、紛失時の端末ロック、データ削除など、遠隔からのカスタマイズが行えるというもの。
また、携帯電話網だけではなく無線LANを利用した監視制御も可能。
遠隔制御ができる項目は以下の通り。
- アプリケーション配信(一括インストール、アンインストール)
- メール設定、Bookmark設定、ActiveSync(電話帳などの同期機能)設定
- 各種設定状況の取得
- メモリ残量、電池残量、起動中のアプリケーションなどの情報取得
- 各種デバイスの制限(カメラ、microSD、USB、赤外線、Bluetooth、FOMAカードへの電話帳書込み)
- ローカルロック設定
- ロック設定状況の取得
- 携帯電話紛失時の対応(ロック、初期化)
- 携帯電話パスワード一定回数誤入力によるデータ削除
- 未許可アプリ定期監視
ドコモでは、複数の法人企業にWindowsケータイ「F1100」を用いた試行トライアルの実施を予定しているという。