「紀州犬」が絶滅の危機、背景にあるのは…
国の天然記念物にも指定されている紀州犬。ピンと立った耳と、つぶらで真っ黒な目。古くから紀伊半島一帯で狩猟用に飼われていた中型犬で、忠誠心が強いのも特徴です。
20年前は全国で1450頭の血統書が発行されていましたが、去年は372頭と、約4分の1にまで減少しているといいます。なぜ、紀州犬は減ってしまったのでしょうか?
「飼っている人が高齢化してきた、住むところが大きい犬を飼えないマンション住まいが多くなった」(紀州犬保存会 林剛司会長)
そこで和歌山公園動物園では、紀州犬を展示し、認知度を上げて飼う人を増やそうとしています。
記者「くすぐったい、くすぐったい」
飼育員「(紀州犬は)とっても人が好きなんですよ」
紀州犬だけでなく、秋田犬や北海道犬もピーク時に比べると、飼育頭数が減少傾向にあるといいます。
日本古来の犬、その魅力を後世に伝えることが絶滅を防ぐ鍵になりそうです。
【the SOCIAL viewより】