[最高峰]シルバーウルフEXを実釣インプレ!「もりぞーが考える、チニングロッドの究極形」
現代チニングを広めた“もりぞー”こと森浩平さんが手掛けた「シルバーウルフEX」が登場。DAIWAのチニングブランドの最高峰ロッドとしてリリースされるアイテムをご本人が解説。シルバーウルフシリーズの最高峰となるモデルを、詳しく見ていこう。 [写真]チニングロッドの究極形《シルバーウルフEX》の実釣写真ギャラリー
【森 浩平(もり・こうへい)】
大阪府在住。アーバンチニングの第一人者で、クロダイ・キビレの年間キャッチ数は年間2000枚を越すことも。ベイトタックルスタイルとフリーリグの有効性にいち早く着目し、この釣りを普及させてきた。愛称はもりぞー。
シルバーウルフEXの最大の特徴は、ブランクに対する考え方にある
DAIWAのチニングブランド「シルバーウルフ」シリーズに、新たに最高峰ロッドとなるシルバーウルフEXの登場が、釣りフェスティバル2024で発表となった。全2機種のラインナップとなるのだが、スペックなど詳細については、関連記事に用意した記事を参照してほしい。 ハイエンドモデルとなる“EX”の最も注目するポイントはブランクの違いだ。軽量モデルのシルバーウルフAIRでは、素材の使用量を減らす事で軽量で高感度を求めた。カーボンを薄く巻き、ロッドの径を太くすることで硬さ(=強さ)を出していた。さらに、45°方向にもカーボン繊維を配置する[X45フルシールド]を採用し、ねじれやつぶれを抑制する設計となっている。 これに対してシルバーウルフEXでは、カーボン繊維を厚く巻くことで、素の状態でもつぶれにくくしているのが特徴だ。たとえ径が細くても、剛性のあるブランクを実現する。さらに、シルバーウルフAIRと同様のX45フルシールドを追加することにより、アングラーのコントロールに素直に対応する曲がりの良さをさらに追求している。 柔軟かつつぶれやねじれのないブランクの反発力を活かしたキャストコントロールの良さや遠投性能を発揮。フッキング時のパワーロスを抑制し、ターゲットを暴れさせず素速く寄せるファイトが可能になり、よりエキスパートなアングラーを満足させる使い心地にこだわった。