東映チャンネルで松本零士さん一周忌記念特集 『宇宙海賊キャプテンハーロック』など放送
2月13日に亡くなった松本零士さんの一周忌にあわせて、東映チャンネルでメモリアル特集が放送される。 【写真】実写映画『元祖大四畳半大物語』 松本さんは、1954年、当時15歳の時に投稿した『蜜蜂の冒険』で、雑誌『漫画少年』の第一回漫画新人王を受賞し、漫画家デビュー。少女漫画誌での執筆を経て、1960年代に入ってからは少年・青年漫画誌のジャンルで活躍。1971年から『少年マガジン』で連載された『男おいどん』が大ヒットし、自身の出世作となる。1970年代には、『宇宙戦艦ヤマト』をはじめ、『宇宙海賊キャプテンハーロック』や『銀河鉄道999』などがアニメ化され、TV作品や劇場映画が大ヒット。 なかでも、アニメ映画『銀河鉄道999』は、1979年の邦画配給収入で1位を記録、当時アニメ映画史上初となる快挙を遂げ、SF漫画・アニメブームの火付け役として一時代を築いた。 一周忌メモリアル特集では、松本零士原作の映像作品の中から、TVアニメと実写映画を放送。TVアニメからは、カッコいい生き様とビジュアルで松本作品の中で屈指の人気を誇るキャラクター・ハーロックが登場する2作品がラインナップ。 宇宙海賊ハーロックが人類のために戦う姿を描いた『宇宙海賊キャプテンハーロック』(1978年)の第1話と第42話(最終話)、そして映画『わが青春のアルカディア』(1982年)の続編として製作された『わが青春のアルカディア無限軌道SSX』(1982年)の全22話が一挙放送される。 実写映画では、自身が東京・本郷で下宿生活をしていた頃の苦節時代をモチーフに描いた同名漫画の映画化で、曽根中生と共同監督を務めた青春映画『元祖大四畳半大物語』(1980年)がオンエアされる。 松本さんの命日の2月13日20時からは、『元祖大四畳半大物語』と『宇宙海賊キャプテンハーロック』を放送。さらに、2月23日から25日の3日間には、本特集の全3作品が連日放送される。
リアルサウンド編集部