神戸ルミナリエ 東遊園地で輝く光の聖堂「カッサ・アルモニカ」
神戸ルミナリエ 東遊園地で輝く光の聖堂「カッサ・アルモニカ」 報告:岡本ゆか 撮影・編集:柳曽文隆 THEPAGE大阪
「阪神・淡路大震災」の犠牲者への鎮魂と都市の復興・再生への願いを込めて8日夜に開幕した「神戸ルミナリエ」。開幕直前まで激しく降っていた雨は、点灯とともに弱まり傘を閉じる人の姿も多くなった。
会場の入り口では巨大な塔に光の壁が続く「フロントーネ」が設置された。これによりイメージが変わったためか、周辺では「ここ何年かと違ってすごいなあ」という声が多数聞かれた。 そして、東遊園地へ足を運ぶと光の聖堂「カッサ・アルモニカ」へ至るまでの三連の光の回廊作品「ガレリア」と光の壁掛け「スパッリエーラ」を組み合わせた壮大な作品を見つめる人が多く見られた。ここでも「今年はだいぶ変わったよね」という声が多数聞かれた。 「神戸ルミナリエ」は、1995年1月17日に兵庫県南部地方で起きた「阪神・淡路大震災」の記憶を次の世代に語り継ぎ、神戸のまちと市民の夢と希望を象徴する行事として開催されている。 神戸市中央区から来たという男性(72)は「あれからもう22年ですか。街は復興したけど、あの地震で多くの人が亡くなられたのは忘れてはいけません。さっき孫にも地震のことを言いました。まだわからないだろうけど、この光が伝え続けると思います」と話していた。