『アグリー・ベティ』主演、アメリカ・フェレーラが過去作における体型の扱いに苦言
今夏の話題作、映画『バービー』に出演するなど、長きにわたって俳優としてのキャリアを築いてきたアメリカ・フェレーラ(39歳)。このほど最新インタビューで、キャリアを通して自身の体型や立場がどのように見られてきたかを振り返りました。
映画『旅するジーンズと16歳の夏』やドラマ『アグリー・ベティ』など、数々のヒット作に出演してきたアメリカ・フェレーラ。先週、米<ELLE>誌がハリウッド業界に創造的かつ文化的に影響を与える9人の女性「2023 Women in Hollywood」のひとりにも選出されています。 そして同誌のインタビューに応じたアメリカは、彼女のキャリア初期における役柄が彼女の体型がストーリーに意味をもつものが多かったことと、今思うとそれがいかに“おかしなこと”と感じられるかを明らかにしました。 「何が“おかしいか”って、振り返ってみると、私はごく平均的な体型でした。私を見て『カーヴィーボディだ』と言うなんて、クレイジーなこと。それを気にしているわけじゃないけど、私たちがそれを画期的なことだと思っていたなんてありえません」 2018年に第一子を、2020年には第二子を出産し、現在2児の母親でもあるアメリカ。そんな彼女は女優としてのキャリアを続けていく中で、他人が決めた型にはまらないよう、そんな“壁”を押し広げる役を演じつづけたいとも語りました。 「自身のキャリアや女性のキャリア、有色人種のキャリアにおいて、決まった型やレールの上を歩む必要はないと思いつづけています」 また<インディペンデント>紙は、幼い頃にホンジュラスから米ロサンゼルスに移住してきたアメリカが、同誌で業界における人種の枠についても語ったと報じました。 「ハリウッドのラテン系女性として、いつもそこにいるのは自分だけだと感じていました。キャストの中で私だけ、あるいは女性プロデューサーとしても私一人で、孤立して一人でいるような気がしていました。そのような障壁は、私たちが打ち破っていかなければいけないものだったんです」 これまでのハリウッド業界における“型”を破り、女性としてだけではなく、一人の人間として躍進するアメリカ。彼女の今後の活躍も楽しみでですね!