南東側からみた外観イメージ(資料:淡路町二丁目西部地区市街地再開発組合)
南東側からみた外観イメージ(資料:淡路町二丁目西部地区市街地再開発組合)
広場と低層部分の外観イメージ(資料:淡路町二丁目西部地区市街地再開発組合)
広場と低層部分の外観イメージ(資料:淡路町二丁目西部地区市街地再開発組合)
建設中のWATERRAS
建設中のWATERRAS

 千代田区神田淡路町2丁目で建設が進む淡路町二丁目西部地区第一種市街地再開発事業の街区の名称が、「WATERRAS(ワテラス)」に決まった。同事業の再開発組合には、安田不動産、東急不動産、東京建物が参加している。

 ワテラスは「輪(コミュニティ)を照らす街づくり」と「和をモチーフしたデザインと開発用地の街区形状が段丘(テラス)であること」という意味を持たせた。またローマ字表記のWATERRASはWATER(水)、TERRA(地球)という文字を含め、緑の大地を「水」が流れる潤いのある豊かな街を表現した。

 開発用地はJR御茶ノ水駅と地下鉄淡路町駅から徒歩でそれぞれ4分、外堀通り沿いにある。土地面積約1万m2の北街区では、地上41階地下3階建ての賃貸オフィスや住宅などからなるビルのほか、商業施設などが入る別館も建設する。総延べ床面積は12万9000m2だ。南街区では保育所や福祉施設などを設ける。いずれも2013年3月に完成する予定だ。

 ワテラスの北側では、日立製作所旧本社ビル跡地で大規模複合ビルの神田駿河台4-6計画(仮称)の開発が進んでいる。神田駿河台4-6計画とは歩行者通路を接続し、雨に濡れずに御茶ノ水駅まで歩いて行けるようにする。