【 実忠和尚御歯塔 】
実忠和尚は東大寺の僧で東大寺二月堂の「修二会(お水取り)」を開始した人物とし
て良く知られている。
奈良時代に建立されたとされるが、何故?実忠の歯を納めた塔が建立されたのかは不
明である。
当初は十三重石塔であったというが、その後倒壊してしまい、現在では五重石塔とな
っています。上部三層は修復されたものということは分かっています。
新薬師寺といえば「十二神将立像」に注目が集まるが、境内には必見の石造物が多い
ことでも知られる。その一つが「実忠和尚御歯塔」である。
詳しい来歴は不明ながら、奈良時代の石造物が何気なく境内にあるというのは本来は
凄いこと!!新薬師寺を参拝した際には気にしてみて下さい。
(参考資料)
現地配付パンフレット