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【CoJ世界観】黒野 時矢というハッカーについて考える

考えるシリーズ最後の第七弾は"ハッカー"こと黒野 時矢を紹介します。CoJの基本的な世界観の説明は以下の記事で既に紹介してあります。この記事を読んだ前提で書くので一度読むことを推奨。

【CoJ世界観】キャラクターを『考える』シリーズ始動! まずは概要と世界観から - CoJフレーバーテキスト研究所+α

アルカナ世界の成り立ちを知っており、様々な情報に精通している彼。そんな黒幕気質な彼の人物像を見ていきましょう。

 

  • 基本スペック

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©SEGA

名前:黒野 時矢
年齢:16
身長/体重:165cm/53kg
職業:高校2年生?
趣味:天体観測
好きなもの:プログラミング
嫌いなもの:父
CV:岡本 信彦
JOKER:EMPEROR
公式キャラクター紹介

かつて天才ハッカーとして数々の功績を残した少年。天才ゆえ人と話が合わないのか、口数が少なく愛想も悪い。彼の過去には何か秘密があるらしく、それはエージェント達が活動するこの電脳空間"ARCANA"に深く関係しているらしいが…。

 

  • エピソード

小説版では趣味である天体観測を通じて仁とこの世界(アルカナ世界)の成り立ちについて話していました。天体望遠鏡を自作するなどプログラミング技術は優れている様子。彼曰く、この程度猿でも書ける とのことですが…。

7人のエージェント達の中では一番エージェント歴が長いそうです。他にもアルカナ世界の成り立ちを知っていたり、この世界がどのようにして作られているかということも知っていたり、電脳世界にかなり精通している描写があります。

かなり口が悪く初対面(かつ年上)の仁に対して馬鹿にする(煽る)ような発言をしていた。その性格のためか彼を気に入らないエージェントが喧嘩をふっかけてくることもあるようだ。

軍司の顔が気に入らないようで、通信時の顔アイコンにモザイクをかけている。

能力はかなり優秀で他のエージェント達はもちろん、本部のサポートも時矢をアテにすることがあるなど天才の名に相応しい活躍を見せている。

 

  • 呼び方

時矢→メンバー
仁:「探偵」
綾花:「ピンク頭(?)」
軍司:「アフロ」
まりね:「露出女」
光平:「ギター野郎」
沙夜:「着物女」

時矢←メンバー
仁:「時矢」
綾花:「」描写なし
軍司:「時矢」
まりね:「時矢くん」
光平:「トッキー」
沙夜:「時矢殿」

時矢くん口悪っ。コミック版ではトリを任された関係で他エージェント達との関わりも多い。

 

  • 所見

一番考察のし甲斐があるキャラクターだと思います。

まず、アルカナ世界へ移住する計画の際、本体を延命装置に入れることを聞いた仁から「それ生きてるのか?」と聞かれた際に自分の体を触り「何年何十年この世界にいればどっちが現実かわからなくなる」と返したことから、過去にある程度の期間アルカナ世界で過ごしていた経験があるのではないだろうか。

また、アルカナ世界の創生から終わり(頓挫)までを神話の世界創生になぞらえた点も気になります。ギリシア神話ではウラノス(父)をクロノス(子)が襲うエピソードがあり、後にクロノスは時の神となります。クロノス…時…これが意味する関係性とは…。

行き過ぎた考察は創作(SS)となってしまうのでこの辺で止めておきますが、そこまで的外れなことは言ってないと思います。嫌いなものに"父"と挙げていますしね。

大アルカナは4番の皇帝。意味は統治・堅固さ・防御・同盟(wiki)。時矢と大アルカナの関係性がちょっと見出しにくい…かな?強引な解釈をすればウラノスに変わって天を治めた第二の皇帝…だろうか。

彼の過去について詳しく語られる日が来るのを楽しみに待ってます。

 

2015/8/25 初校

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