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天才バカボン

🔴天才バカボン

『天才バカボン』は、赤塚不二夫の漫画を原作としたテレビアニメ。天才バカボンのアニメ化作品の1作目である。よみうりテレビ、東京ムービー制作。

💚スタッフ

◆原作:赤塚不二夫
◆作画監督:芝山努
◆音楽:渡辺岳夫
◆アニメーション制作:Aプロダクション◆製作:よみうりテレビ、東京ムービー
◆放送局:日本テレビ系列
◆放送期間:1971年9月25日 - 1972年6月◆話数:全40回(全79話)

💚作品概要

およそ3年半に及ぶ長期の人気に支えられた『巨人の星』の後番組として、同じ東京ムービーで製作された。1959年10月スタートの『頓馬天狗』以来続いた、土曜19:00 - 19:30枠のよみうりテレビ制作「大塚製薬一社提供番組としては最後の作品となった。

キャラクターデザインや人物造形については原作をほぼ踏襲しているが「本官さん」のみ本作品用に描き改められ、1つだけだった鼻の穴が普通に2つ付いており、シーンによっては目玉がつながっていない。また、乱射しながら手足をバタつかせる特徴的な走り方は本作では行わない。さらに後述の植木屋設定により植木屋衣装のバカボンのパパが加えられた。

作品のテーマも原作と大きく異なっている。原作ではバカボンのパパをはじめ、登場人物がおかしな行動をとることで一般常識や漫画作品としてのルールすらゆさぶり、ストーリーや設定の破綻すらお構いなしのナンセンスな世界を展開するのが狙いであるのに対し、本作品ではバカボンのパパたちの一見おかしな行動は「無垢な心の表れ」であり、彼らの偽りない真心が、結果として問題を解決へ導いたり周囲の人々に幸せを招く…という、赤塚作品では『もーれつア太郎』のような「人情劇」やホームコメディを彷彿とさせる世界観に改変された。

これは全国アンケート「子どもに見せたくない番組(ワースト番組)」を実施していた日本PTA全国協議会から番組内容にクレームが寄せられたことが影響している。また、番組スポンサーの大塚製薬からは「一家の主が働かないで生活が成り立っているのはおかしい、設定上ではなくパパが実際に働いてるシーンを映像で見せて欲しい。」との要望が出され、苦肉の策として番組中盤より「パパを定職(植木屋)に就かせる」という本作独自の設定が生まれ、原作に無い植木屋で働いているシーンが多数盛り込まれた。

💚主題歌

◆オープニングテーマ

「天才バカボン」

作詞:赤塚不二夫
作曲:いずみたく
編曲:大柿隆
歌:アイドル・フォー

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