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「金星」は何故いつも「明けの明星」、「宵の明星」となるのか 2/22

今日も西の空に輝く金星

日の入り後の西の空には、金星と木星が輝いています。下旬には、この二つの明るい惑星に細い月も近づき、夕暮れの空を彩ります。

国立天文台より

夕方、金星がきれいに輝いていますが、、

金星は何故いつも、「明けの明星」、「宵の明星」となるのか。

答えは中日新聞webに書いてありました。

太陽系の惑星のうち、地球の内側を回っている内惑星、金星は、見かけ上太陽から遠く離れることがないので、夕方の西空か明け方の東空でしか見ることができない。 夕方の西空に見えるときを“宵の明星”、明け方の東空に見えるときを“明けの明星”と呼んでいる。

中日新聞web

なるほど、そうですね。
太陽のまわりを回る地球と同じ惑星である金星は、地球よりも太陽に近い内側を回っているため、太陽と反対側に(つまり夜中)に見えることはない。
だから、よく見えるのは明け方や夕暮れなんですね。

明けの明星
太陽が昇る前の明け方に出て、太陽が昇ると見えなくなる。

もう一方、
宵の明星
太陽が沈んだ後に見え始め、一番星となることが多い。

半年くらい続くそう。

見やすい時期は、日の入り45分後の高度が10度より高くなる1月下旬ごろから7月中旬ごろまででしょう。最も高くなるのは5月中旬ごろで、日の入り45分後の高度は30度以上になり、22時を過ぎてもまだ地平線上に金星があります(データはすべて東京の場合)。

Astro Arts


これらのことを図で表しているのが、下の図。From灘さんの図です。


From灘 より

分かりやすいです。

そして、下の絵は有名なガリレオのスケッチです。

(C) Museo Galileo)

これは、ガリレオが望遠鏡で観察した金星の満ち欠けのスケッチですが、満月状態になるほど小さくなっています。こうなるには太陽のまわりを地球も金星も回るしかない。
このことで、世は天動説の時代、にガリレオは地動説を支持したんですね。


しばらく宵の明星が続きそうです。
こんなこと考えながら、眺めたいと思います。

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