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人生で大切なことをランバラルさんから教わった


ガンダムで学べることは、無茶苦茶あります。

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なぜなら、「ガンダム」は普通の子供向けのロボットアニメでは無いからです。

めちゃくちゃ設定が細かいんです。

リアリズムを徹底的に追及した世界観なので、僕のようにこんなおじさんになっても魅力を感じ続けられるんです。


今回は、ガンダムから学ぶリーダーシップ論について語ってみます。


ガンダムの登場人物で、リーダーシップを発揮している人はたくさんいます。

ブライト・ノア、シャア・アズナブル、ギレン総帥、デギン公王、レビル将軍…

まあ、とにかく軍隊ですから。

ほとんどの登場人物は、上司と部下の関係なんです。

その中でも、上司にしてみたいランキングで上位に来るのが、「ランバ・ラル大尉」

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この人は、物語全体で言えば、そんなに重要な人物ではないんです。

彼の登場回は、43話中5回だけしかありません。


なのに妙に後から人気が出てきて、ガンダムオリジンでは、シャアの子ども時代に重要な関りを持っていたことが描かれています。


で、ランバ・ラルがどんな上司かがわかるセリフを2つ挙げてみますね。

「わしの出世は、部下たちの生活の安定につながる」

「すまんなサグレ、マイルは見張りだ。交代は急がせる」
「みんな座れ座れ、何を食ってもいいぞ。作戦前の最後の食事だ」

「わしの出世は、部下たちの生活の安定につながる」というのは、まあ上から下りてきた作戦の指示に対して、内縁の妻のクラウレ・ハモンさんが、なんでこんな作戦を受けたの?って聞かれたときに、あんまり気持ちのいい仕事ではないけど、うまくいったら自分は2階級特進する…と。そしたら、部下たちの生活も安定する…

まさに自分のことだけを考えて、出世欲がある人が多い中で、部下のことを常に考えている人柄がよく表れているセリフです。


「すまんなサグレ、マイルは見張りだ。交代は急がせる」
「みんな座れ座れ、何を食ってもいいぞ。作戦前の最後の食事だ」
これもですね、作戦前に砂漠の街の食堂で、部下に飯を食わせようと立ち寄ったんですね、その時に、見張りの部下に一声かけるわけですよ。

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軍隊なんて特に上下関係が厳しくて、部下に「見張り行っとけ!」で終わりが普通ですよ。
けど、部下に気遣って、「すまんな…早めに交代するからな」と一声かける…

この一言が、上司には重要なんです。その優しさが部下は救われるんです。
しんどい仕事でも頑張れるんですよね。


ものすごくランバ・ラルのチームは「まとまってる感」があります。

まさにそれは、ランバ・ラルの優しさや包容力による部下との信頼関係なんですよね。


リーダーは決断を求められ、責任を背負い、強固な意志が必要です。

ですが、一方で「おはよう」「元気か」「がんばってるな」「ありがとう」「君におかげだよ」「助かったわ」「すまんな」「困ってない?」「明日もがんばろな」

日常のこうした些細な言葉が、部下の承認欲を満たし、人望を得ることができると思うんです。


ランバ・ラルの部隊は、決して状況としては良くなかった。戦力的にも劣っていたし、補給も満足に受けられていませんでしたが、部下たちはイキイキと働いていました。

そんな状況であっても、部下や周囲の人に対して、敬意をもって接することが、周りのモチベーションを高め、いいパフォーマンスを発揮できるんだと思います。


とはいえ… 主役側ではないので、ホワイトベース隊に全滅されましたけど…(悲)。

ランバ・ラルさんを見習って、素敵なリーダーになります!


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