ブルーリボンバッジ

よく見るブルーリボンバッジ

このブルーリボンバッジは「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」(通称、救う会)が製作したものです。
これを着けている政治家をよく見ると思います。

では「救う会」とは、どういう人たちなのでしょうか。

北朝鮮を敵視して憲法改正や軍備拡大を煽ったり、在日コリアンなどへの差別煽動、慰安婦問題や徴用工問題などに関わる、歴史修正主義のデマを発信している人たちです。

西岡力

「救う会」の会長は西岡力ですが、こいつらのやっていることと言えば、歴史修正主義デマの拡散やヘイト煽動であり、単なる極右デマゴギーです。
とりわけ、従軍慰安婦問題においては、「女子挺身隊」の名で戦場に連行され慰安婦にされた金学順さんについて、キーセンとして合法的に売られたという「人身売買説」を唱えて虚偽の風説を垂れ流し、朝日新聞の植村記者による記事を「捏造」呼ばわりしたことが有名です。

西岡は、自民党総裁選の際に「安倍晋三総理大臣を求める民間人有志の会」の発起人にも名を連ねていますが、櫻井よしこの「国家基本問題研究所」にも加わっているほか、統一教会の「世日クラブ」でも大活躍しています。

世日クラブの西岡力DVD

要するに、歴史修正主義を振り回して戦前ファシズムと戦争犯罪を擁護し、極右政権を擁護するデマゴーグに過ぎないのです。

韓国国家情報院の支援も

以前のエントリで、櫻井よしこらが韓国国家情報院(旧KCIA)の支援を得ていることに触れましたが、それを暴いた韓国の報道番組にも、しっかり西岡のことは出てきます。

韓国国情院(KCIA)の支援を受ける日本極右

要するに、こいつらのやっていること、目指していることは、韓国極右と連動した日本のファシズム化です。
こんな連中が「拉致被害者の救出」などと唱えたところで、そこに人道的な思いがあると考える方が無理。
単に、北朝鮮を悪魔視して、脅威を煽ることだけが目的です。

拉致被害者やその家族には、ほんとうに気の毒なことなのですが、日本の政府自民党は、こうした卑劣な連中と一緒に、拉致被害を憎悪煽動に利用しているのです。

政治家の責任

さて、こいつらが憎悪煽動や金儲けの手段に使っている「ブルーリボンバッジ」を身に着けている政治家はたくさんいます。
死んだ安倍晋三ら自民党議員を中心に、立憲民主党にも見られます。あたかも「ブルーリボンバッジ」を「愛国者の証」のようにしているのですが、その実態は極めて醜悪なヘイト集団と連携していることの証明に過ぎません。

ブルーリボンバッジを着けている政治家というのは、統一教会との関りを持つ政治家と同じように醜悪な連中です。
そして、そのほとんどは間違いなく重複しているのです。


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