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香港の摩天楼で火災。

香港の英字新聞「SCMP(South China Morning Post/サウス・チャイナ・モーニング・ポスト/南华早报/南華早報)」は2023年03月03日に、木曜日の夜、香港の主要なショッピング街にある建設中の高層ビルで火災が発生し、2人が病院に搬送されたと報告した。

建物周辺の足場は炎に包まれ、尖沙咀のミドルロード(Middle Road, Tsim Sha Tsui)にある建物から出た燃えかすが地上の物に引火した。
負傷者は自動車運転手とされ、治療のためヤウ・マ・テイのクィーン・エリザベス・ホスピタル(Yau Ma TeiのQueen Elizabeth Hospital)に運ばれた。
負傷者の状況はすぐには判明していない。

午前12時35分頃、消防士が炎を食い止めるために奮闘する中、ビルの数階を囲む竹の足場に炎が上がっているのが見えた。

香港は、まだ竹の足場を使っている。カンボジアでも竹の足場を見たが、崩れていた。日がついたらマッチ棒のように燃え移る。

いくつかの階で炎が激しくなり、爆発音も聞こえた。と話している。
消防士は2つの噴射装置を使い、呼吸装置を備えた2つのチームを編成して消火にあたった。
以前、燃える物質と火花が周辺を漂っているのが目撃され、一時は5つ星のシェラトンホテルと近くのオフィスビル、エルメスハウスに燃え移る恐れがあった。

また、すぐ近くには住宅やショッピングモールもある。

香港やニューヨーク、上海などは、狭いところに高層ビルを建てるので、火災に弱い。

ネイザンロードにあるチョンキングマンション(The Chung King Mansion on Nathan Road,)、ファストイーストマンション(the Fast East Mansion)、26ネイザンロード(26 Nathan Road)というショッピングコンプレックスも燃えたが、火はすぐに消し止められた。
現場は、市井の船員や訪問船員のためのクラブで、1967年にオープンし、2018年に取り壊された旧マリナーズクラブ(Mariners’ Club)の再開発で、当初は昨年の完成が予定されていた。

不動産デベロッパーのエンパイア・グループ(Empire Group)が、42階建て、500室のキンプトンホテル(Kimpton Hotel)を建設している。また、34万平方フィートの建物には、歴史的なクラブが入る予定である。
同グループは、Sun Hung Kai Propertiesの元会長兼最高経営責任者であるWalter Kwok Ping-sheung氏が会長を務め、ビルの営業開始後50年間クラブを運営する予定である。
当局は、午後11時10分頃、現場で火災が発生したとの複数の通報を受けた。

火災は午後11時37分、香港消防局の深刻度を示す1~5段階の警報でNo.3に格付けされた。
消防署は、煙と異臭の影響を受けた近隣住民に、ドアや窓を閉めて落ち着いて過ごすよう助言した。
香港ではここ数カ月、都市部での大規模な火災が相次いで発生している。

1月には三寶港の工業用ビルで火災が発生し、消防士が炎を鎮圧するのに10時間近くかかった。
また、2022年12月には旺角のダンダスストリート(Dundas Street in Mong Kok)のビルで火災が発生し、約100人が避難した。

私は、ドイツのフランクフルト中央駅近くの建築中の高層ビルが火災になり、鉄骨が熱で曲尾とんど建て替えになったのを見た。

旧マリナーズクラブ(Mariners’ Club)の緯度、経度。
22°17'44.9"N 114°10'25.2"E
または
22.295811, 114.173669

https://www.scmp.com/news/hong-kong/law-and-crime/article/3212152/two-taken-hospital-after-major-fire-hits-skyscraper-under-construction-hong-kongs-tsim-sha-tsui

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