見出し画像

うみねこのなく頃に EP2 舞台

マグさんとみた!!いつもありがとうございます

致死量の平成

前回も「女の子の胸を揉もうとするバトラ」とか「殴ってくるジェシカ」みたいな最近見ない仕草〜!!!と思いながら見てたけど今回は特に凄かった。

友達を殴り飛ばし、早口ボカロソングみたいなのを歌うジェシカ。暴力系ヒロインを見なくなって久しく、彼氏が欲しいという方向に自己を確立しようとする女の子たちなんてほぼ見なくなったので初めて見るのに懐かしかった。

彼氏がいる友達に見栄を張りたいジェシカ、別に誰でもいいわけじゃなくて明確にカノン君のことが好きなんだけどジョージさんみたいに母親の思いを汲んだ上で突き通せるほど自分に自信もない。エバさんはシャノンちゃんにしっかり釘を刺しにいったけど、なつきさんってあの倍くらいはカノン君のこと目の敵にするだろうしな…。

あと横縞のニーハイでミニスカートのベアトリーチェ(仮)も結構平成だった。あいつが謎空間でバトラと喋ってたり第9の晩に復活するベアトリーチェだとは1ミリも思ってないのでまあ、あの時代の服装をしてても問題はないよなと思ってます。全てがFになるじゃないけど、多分あのニーハイのベアトリーチェって本当にベアトリーチェの子供だったりすると思う。

恋に恋してる女の子たち、この回では「引き裂き」に該当するくらいにはカップルな訳なんだけどそうなると第2の晩のトリックの餌食はより「誰でもいい」ってことになるので困る。エバ、ジェシカ、シャノンあるいはジョージの誰もが同じ方法で殺すことができるくらいの汎用性をどう証明する気なんだろう。

いや、答えは「煉獄の七杭 色欲 アスモデウスがやった」なんですが…。

うみねこのなく頃にを何も知らなかったんだな〜!!!

前回は本格館ミステリだったので「でも6人を殺せるだけの力がある人間が生き残ってないし…」とか考えたんだけど今はそういうの一切加味していない。煉獄の七杭がいるなら別にそういうのは関係ないしな…。

前回、カノン君が「魔法とは僅かな確率を当てること、奇跡とはその結果」って言ってたのを踏まえるとベアトリーチェが使えるのは万能の魔法ではなく「0ではないなら実行できるトリックを実行する」ことだと思うので「できないとは言えない」をこれからバトラは当てに行くんだと思う。たぶん…。

なので、ほんとにうみねこを知らない状態での「煉獄の七杭」への解釈は「トリックの擬人化」だと思ってるんですよね。概念というか…。

色欲が出てきた時の犯行エフェクトがEP1と同じで部屋全体で何かが跳ね回っている感じだったのであれって「空いた窓から跳弾するタイプの弓矢が跳ね回って体にあたり致命傷になった」の概念だと思うんですよ。限りなく確率は低いけど0ではないので魔法たり得るし、これは現実のトリックなのでバトラは自分の立場から言い当てることができる。誰がやったかは本当に分かりませんが…。ベアトリーチェ(仮)とかじゃないですか…?

そもそも「殺されてる人が違う」という点で「汎用性のある犯行である」は確かなんですよね。EP1で死んだ1夜目の6人と今回の6人はおおかた被ってるけど違うわけで、なんなら今回の方が男性が増えてる関係で難しいはずなので論点はそこではなくて「どう密室を作ったか」にある。なぜなら「どうやって6人を集めて大人しく殺させたか?」みたいな話は「頑張ればまあ」と言えなくないんですよね。あの人たち、話を聞いてくれるタイプの人間なので…。

いやでもこうなると双子しかなくないか?なんか剣が出るカノン君と明らかにビームを打つ構えだったシャノンちゃんが犯行に必要な「暴」をやればあとは人間が可能な部分をバトラが言い当ててくれるのでは?本当に6人殺して体をぐちゃぐちゃにしたりモツをでろっと出したりすることにエネルギーを求めるとすると少なくとも男性2人以上の共犯しかなくなるけど、その辺はなんか実際に暴力を振るってた双子が担えるのでは?

そもそも煉獄の七杭のことを概念だと思わないとやってられないので、あの剣もビームの構えも「武道を極めている」の比喩かもしれないしな…。結構な無茶を言ってるのは承知なんですけど向こうが煉獄の七杭を出してくるならこっちだってそういうこといっても許してほしい。それはそうと煉獄の七杭っていう単語がだんだん好きになってきました。

そもそも18人しかいない!!!みたいなのが大前提のクローズドサークルで19人目がしれっと出てくる時点でミステリーとして「そういうはなしはしてない」わけなのでEP3では21人くらい家族会議に参加するかもしれない

いや、舞台が3倍くらい広くなったのに採用され続けてるぎちぎちディナーテーブルのことを思うと家族が増える線は無いかな…。なんで舞台が広くなったのにあのテーブルあんなにギチギチなんですか??

演出

本当にずっとかっこよかった

うみねこのなく頃にはテキストのゲームなので「これから赤文字を」とかができるけどそれをそのまま使って舞台に落とし込むの本当に凄かった。

元からプロジェクションマッピングを多用してたけど、そもそもこの赤文字演出のために採用されたのかもしれない。画面を踊る赤文字に攻撃されたり味方したりするバトラ、本当に舞台映えしていた。

途中の黒子が布を持ってそこに文字を浮かび上がらせるのもめちゃくちゃかっこよかった。あそこが1番好きかもしれない。舞台上を舞う赤文字に翻弄されて実際に束縛される演出はゲームではできないと思うので本当に舞台化を真剣にやってるのが伝わってきて見てて楽しい。この人たちがEP8までやるぞ!!って言ってくれるの、かなり幸運だと思うし見れて嬉しい。ありがとうございますフォロワー各位。

「チェス盤をひっくり返すぜ!」は今回少なめだったんだけど1週目を踏まえてるので人間関係がより明らかになった状態でくるくる回る舞台とそこに乗る人たちの構図がずっと決まっていた。あとキリエさんの本家「チェス盤をひっくり返す」が見れたのがよかった。キリエさんのこと、回を増すごとに好きになるな…。

多分教育方針

うしろみやの女性陣、1人になると苛烈さが増すの普通に金蔵の教育のせいだと思う。その教育って圧縮するとEP1のナツキさんへの「お前が男であったら、いや、言うまい…」なんだろうな…。

ローザ、常に兄弟から見下されてると思って生きているしマリアの「魔女に負けないで」という逃避を受け入れてしまうしでかなりメンタルが弱いんだけど、兄弟たちが死んで守るべきもの中に「見栄」がなくなった途端イキイキとしてるので本当に兄弟仲良くないんだろうな…。

それはそうとベアトリーチェ(仮)の相談の時にキリエさんはいるのにナツキさんがいないの、普通に信用されてなくて笑ってしまう。まあ女主人として警戒されているので丸めこめられてるローザとどちらがいいかという話ではありますが…。

味方を作って妥協点を出し合い、敵を排除するやり方って多分「信用できる使用人だけを置く」「島に住む」ような金蔵の在り方と同じ。なのでその結果として窮地に立った時に、うしろみやの兄弟たちは自身の味方である家族と父の味方である使用人たちと敵対してるんだと思う。まあだからこそ全員が社長などの立場を持って社員を身内とカウントすることで人望を集めてるんだと思いますし…。それが下手なのでローザはなんとなく下に見られてるんだと思う。

ローザさん、あまりに不器用な人だと思うけど逃げ惑う最中に金のインゴットをパクるところだいぶ好きです。あの場面において「これからの生活」を考えられる生きる力のある人、それは銃を乱射したりもする。

悪趣味

ベアトリーチェ、少年少女の恋が破滅に転がるところを見て高笑いし、プライドの高い男が自分の靴を舐めて安寧を求める様を見て心が躍るあたり、趣味が一貫している。おそらく金蔵に足を舐めさせたこともあると思う。そういう信頼はある。

「足を舐めろ」にしても「服を脱げ」にしても、文面としてはよくある言い回しなんだけど舞台として現実の役者さんがそれをすると脳内にでっかい文字で「尊厳凌辱」が浮かぶので舞台化ってすごい。裸のバトラ、流石に見てられねえと思いました。あまりに可哀想で…。

バトラだって「魔女なんていない!!」って散々言ってるのにローザさんにだけえぐ目のリョナをぶつけるのも趣味だと思う。これはリョナをぶつける方が趣味ってわけじゃなくて、「魔女の否定」が-500点の言動だったとしても「必ずお前の正体を見破ってやる!!!」が+100000点なので謎時空に囲ってるとかそういう感じ。1000年生きてる魔女の前に自分に逆らう存在が現れたらにこにこで周回プレイも受け付けるし「復唱要求」とかいうデメリットしかない行為だって受ける。大丈夫ですか?こんな楽しいことやったら5週目くらいならバトラにメロメロになってませんか?いや、なんか調べたら胸がばーーんでて潤んだ瞳のベアトリーチェの絵があるからメロメロになるんだろうな。

めちゃくちゃ楽しかった。でもこれを書くの超大変ではありました

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?