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ポメラ復活ッッ

 私がポメラ(DM200)を買ったのは2017年2月のこと。値段はたしか5万円はしたかと思う。どういうきっかけで欲しくなったかはあまり覚えていない、が、確か著名人の誰かが使用しているという話を聞いて興味をもった記憶がある。

 当時のファイルを見てみると、主に日記、そして資格勉強の際のノート代わりにポメラを使用していたらしい。資格勉強から遠ざかったあとも、Instagramで書いている美術展の感想文をこれで書いていた時期もある。ノートパソコンに比べるとかなり軽く、持ち歩くのに適していたこともあり、愛用していた部類と言って良いかもしれない。

 しかし、Googleドキュメントを使用するようになって少し状況が変わってしまった。スマートフォンを起動し、どこかのベンチでも入力作業のできるGoogleドキュメントは俄然利便性が高い。反対にキーボード入力しかできないポメラが不便に感じてしまう。そうしているうちに私はあまりポメラを使わなくなり、段々と持て余すようになっていた。

 そんな感じで終幕を迎えかけていた「私とポメラ」だったが、最近『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』で、リスナーメールからポメラの話題が少し上がった。

 錦鯉の渡辺さんが使っていたのは有名だが(DM100を使用)、佐久間さんによると放送作家でもポメラを愛用している方がいるらしいとのこと。「煩悩の塊」(by佐久間さん)ことオークラさんも一時期使っていたことがあるらしい。それ以外だと、たとえばザ・マミィの林田さんもポメラユーザーだったりする(出場したキングオブコントのOP映像でその姿を確認することができる)。

 ノーズミントを鼻に挿し、ラフ×ラフ『100億点』のMVを観たおしている私が、ラジオで話題になったポメラを無視するわけがない。ラジオを聴いた数日後、私は本棚に挿さっていたポメラを取り出し、久しぶりにスイッチを入れてみることにした。

盗難防止を名目に、イカレクリエイターばりのステッカーが貼られた今のポメラ。Chim↑Pomのロゴに「from Smappa!Group」がついていることから、2022年5月段階でもまだ使っていたと推測される。

 正直に言うと、最初は段々使わなくなった時の印象とあまり変わらず、やはり持て余している気がしないでもなかった。しかしある時、締め切りのある書き物をポメラでやってみたところ、恐ろしいスピードで作業が捗り、それを機にポメラの価値を見直した。今は日記、ウェビナーの授業ノートのほか、音声入力の際の「構成」なんかもポメラで作成したりする(単に音声入力をするよりも、あとの「直し」が楽になる)。私もオークラさん同様(?)、煩悩に弱いほうではあるので、どうやら「多機能」より「単機能」なるもののほうが相性が良いらしい。

 一つだけ泣き所があって、それは今使っているChromebookのテキストエディタがShift-JISに対応していないこと。ポメラがこの形式にしか対応していないらしく、付属のテキストエディタで作成したファイルをポメラに読み込ませると、文字化けを起こしてしまう。現状はテキストエディタを使わずGoogleドキュメントでtxtファイルを作成しているが、余計なものをせっかくシャットアウトしているだけに少し癪でもある(音声入力が使える分、マシと考えるか)。
 今後どうなるかはわからないが、以前よりも文字を打つ量は確実に増えたので、それが上手くアウトプットになってくれればなと思う。

 ちなみに私の使っているモデルは36,000円弱で購入可能(アマゾン価格)。安くなったとはいえ安くはない買い物ですが、ご興味のあるかたはどうぞ。


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