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ダブリンはARマップで世界中から観光客を誘い体験価値を向上させる

case|事例

ダブリン市は、AR(拡張現実)を用いたマップ「DiscovAR Dublin」をリリースし、世界中のダブリンに興味のある人がアイルランドの歴史や文化を学ぶことのできる環境を創出する。ARマップには「Dublin Discover Trails」アプリを通じてモバイルデバイスで世界中のどこからでもアクセス可能で、ダブリンへの関心の喚起と観光への誘客を期待している。ARマップは、オープンGoogleマップの技術を用いて3Dマップを生成する。

このARマップは、ダブリン市のスマート観光戦略の一環で、スマート観光戦略では観光の体験価値を向上させるために、デジタル技術の応用に大規模な投資を行っている。ARマップはあくまでもコンテンツのひとつで、今後、Dublin Discover Trailsをプラットフォームとして、様々なコンテンツを紐づけていく予定としている。

insight|知見

  • ARやメタバースでの没入感のある体験の提供は、コンテンツの質によるとは思いますが、リアルとバーチャルを繋いでくれる役割を担ってくれそうです。ANAもメタバースで旅行の拡張体験を提供しています。

  • ARは現実世界に仮想空間を作り出すので、より現実に近い環境を提供できそうなので、旅行の予習になりそうですし、観光に誘客できればリアルで体験したくなるところに訪れてもらうことになるので、旅行の満足度も高まりそうです。

  • 雑誌やCMなどを通じた観光プロモーションとは異なるプロモーションもできそうなので、関心のある人にどうリーチするかは課題ですが、ARで観光プロモーションをしてバーチャルな体験からリアルな体験を引き出すというのも面白いなと思いました。

  • 観光分野での戦略的なDXとして可能性を感じます。