インドのタタ財閥、半導体生産の後工程参入へ

リュディアです。日本経済新聞にタタ、インドで半導体生産 他分野含め5年で12兆円投資という報道がありました。

以前より Apple が製造工場を中国からインドにシフトするという報道が出ています。他社も追随するでしょうから、これからインドにおける半導体製造分野への投資が進むのでしょう。

一部の報道にサプライチェーンの台湾一極集中のリスクを回避という記述もありますが、これは厳密ではありません。半導体の製造は大きく前工程後工程にわけることができます。TSMC を代表とするファンドリ事業は前工程に相当します。後工程はパッケージングと呼ばれる工程で、こちらも台湾の ASE/SPIL 連合が支配的です。今回のインドの巨大財閥タタが手をつけるのはまずは後工程の製造工場への投資とのことです。半導体の後工程のメーカーについて以前にまとめを作っているので次のリンクを参考としてあげておきます。

いよいよ半導体のサプライチェーンが脱中国に向けて動き出した感じがあります。何となく戦争に向けての準備のような気がして嫌な気分ですが仕方ないのでしょうかね。

では、ごきげんよう。

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