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ZapierとSaaSサービスを使ってFAX送受信をSlackからできるようにした

こちらはMoney Forward CorporateIT Advent Calendar 2022 22日目の記事です。
前回はヒデオミさんの「コーポレートエンジニアがマネーフォワードで働くことについてアレコレ語ってみる記事」でした。

自己紹介

マネーフォワードでコーポレートインフラ担当しておりますnikokenと申します。普段は社内システムの導入/改善/運用のお仕事をしており、最近は「カレーってなんで一晩置いた方がおいしいんだろう?」と寝ても覚めてもそんなことを考えています。

はじめに(きっかけ)

以前はFAXはその用途や内容を鑑みて、直接紙で出力することで運用していました。しかし、リモートワークを全社的に進める要件が出てきたこともあり、物理作業を無くせるよう様々な紙運用に対して改善をしていく施策の1つとして対応しました。

設定内容(送信)

Zapierの機能をたっぷり使って構成しました。

作成したzap

送信の場合、slack上このような画面になります。

Slackチャンネル内はこのような感じに

フローは、

  1. SlackチャンネルにFAX送信したいデータを添付ファイルとして投稿する。

  2. 添付ファイル名から送信先電話番号を抽出し、電話番号含めたデータをインターネットFAXサービスへメール送信。

  3. インターネットFAXサービス経由でFAXが送信され、送信結果がメールで返ってくるのをslackで受け取る。

となります。

設定で気を遣った点

Zapier設定に於いていくつか配慮した点を挙げます。

投稿の対象を絞る→FAX送信結果をBOT系のアカウントで受け取ることになるので、FAX送信したいデータの対象を「BOTアカウントを除く」よう設定する。

BOTの投稿以外をキャッチする

ファイル名を活用して、送信先電話番号を正規表現で抽出する→送信先FAX番号をあらかじめファイル名につけてもらい、投稿作業としてはファイルを添付するだけでFAX送信できるよう手間を簡略化した。

Patternの項目を使い、正規表現で指定

設定内容(受信)

FAX受信の場合、外部のインターネットFAXサービスのメール転送機能を使い、slackチャンネルに割り当てられているメールアドレスに対して受信する設定をしています。お手軽です。

slackのメール受信機能を利用

まとめ

銀行系の一部や特定のお客様においてはFAXでの送受信を希望されていらっしゃるようで、そこに対応する経理部門や営業サポート部門の皆さんには特にポジティブな反応をいただけたのがなによりうれしかったです。

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