ソーシャルワークにおける音声作成の値段が低すぎる件

こんばんは、RinDaです。
今回は「ソーシャルワーク」がテーマです。

「クラウドワークス」や「ランサーズ」など、最近ソーシャルワークのプラットフォームをよく見かけます。

在宅ワークやフリーランスで小銭稼ぎをする方も多いと思います。

かく言う私も、こういったサイトを使用することがあるのですが、よく思うことがあります。

音声作成の相場安すぎなのでは?

ざっと見たところ、10分のナレーションで平均700円。1000円を下回る募集が多いように感じる。

これで募集して、どの程度の方が集まるのだろうか?

ソーシャルワークにおける音声作成の相場について考察していきたい。

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プロの声優さんの相場って?

①アニメの場合

アニメの現場の場合、ランクによって様々なのですが、

ジュニアランク(デビューから3年)は15,000円/5時間です。マネジメント料を差し引けば、5時間で10,000円です。

時給換算すると、時給2,000円の現場である。

ただ、アニメの現場は拘束時間に対して報酬が設定されているので、たとえセリフが「はい、わかりました!」の一言でも15,000円の報酬が出るので、ソーシャルワークの音声作成における相場にするのは、意味合いが変わってくる。

②ナレーションの場合

ナレーションの現場は「案件1件につき何円」と言う料金設定である。台本の分量の大小、収録時間の長さに関わらず、1件につき20,000円という感じになる。

ただし、注意して頂きたいのは、ナレーションは音声を買い取るという形が取られているということである。買い取れば、その音声を何度番組やCMに使おうが、追加料金は発生しない。(ゲームやアニメでは二次使用料が何割か発生する場合がある)

なので、有名企業とかですと、1件10分の収録で100,000円なんて案件もある。時給換算すると時給600,000円である。

③ゲームの場合

ゲームの現場は、台本の分量に対しての報酬が設定されている。単位は1ワードごと。相場はものによるが、1ワード1000円以内。

1ワードとは、テロップ1つ分。会話なら相手のセリフに移るまでを1ワードとしている。


「もしもし?」
「おう、どうした?」
「は、事故にあって救急搬送?ど、どうしてそんなことになったんだ?とにかく、すぐ行くからちょっと待ってろ!」
このような台本なら、3ワードで換算され、300円の設定なら、900円ということになる。

ゲームの台本は段ボールで郵送されて来て、なんて話も聞きます。ワード数にすると2000、3000とかもあるんだとか。

中には長ゼリフは別途料金あり、となっている場合もあります。

以上が大体の現場の相場です。


時間で取るなら、時給2000円。
買い取るなら、ある程度の高値で。
台本の量で取るなら、1ワード単位で設定する。

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では、ソーシャルワークにおける音声作成の場合は?

全編ナレーションなのであれば、買い取りの方がわかりやすいかと思います。価格で言うなら、10分の動画なら1000円でしょうか?

ドラマ調のセリフをお願いするなら、ワード数がいいでしょう。1ワード50~100円程度ならちょうどいいかと思います。

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制作を依頼する側に考慮して頂きたい点

ソーシャルワークにおける音声作成をする際に、制作側からいくつか条件が出されることがありますよね。

例えば
・クリアな音質で取れる環境をお持ちの方
・ノイズの除去処理していただける方
・レコーダーやスマホではなくインターフェースを使ったマイクで録っていただける方
・現場経験がある、もしくは養成所に通っている方


と言った感じです。

これなんですが、当たり前のように書いてありますが、ここの付加価値が結構なお値段するのをご存知なのでしょうか?

・マイクとインターフェース合わせて買うと、安くても20,000円です。
・防音個室のキットは70,000円以上
・ノイズ除去のソフトも市販相場は6,000円から
・当然養成所には安くても年間400,000円からの学費が掛かります。

「そういった初期投資の分のお金を払って下さい」とは言いませんが、そうして得た技術と環境を1件200円とか500円で使おうとしていることを知っておいて頂きたい。

ちなみに、収録スタジオを借りるとスタジオ使用料とエンジニアさんの人件費で1時間5,000円からが料金設定の相場です。

そう考えると、少なくとも私は、例え10分の収録だろうが、1,000円は超えて頂かないと、張り合いがないと感じます。

10分の音声作成は10分では終わりません。

下読みして、練習して、録音して、チェックして、他に2パターンくらい録音して、チェックして、編集して、ノイズ除去して、チェックして、完成。

これだけで1時間は取られています。
仮に1件1,000円でもアルバイトの最低賃金すら越えられていないのです。

もし、これを読んだ方の中で、発注をかけている方がいて、本気で取り組んでくれる方が欲しいのであれば、報酬をあげてみた方が良いかと思います。

勿論、よく聴いて選ぶ必要はありますが、質を求めるのであれば、必須事項です。

台本を読むのも簡単なことではないのです。

RinDa

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