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娼婦岩(売春婦)? 孀婦岩(未亡人)?

正式には孀婦岩(そうふいわ)と命名されていおり東京都の一部。周り100㎞以上何も無い太平洋に高さ100mほどの柱状の岩がポツンとたたずんでいる。自分が聞いていた話では「娼婦岩」(しょうふいわ)と教わっていた。岩の上部は海鳥の排出物で白くなり、岩の形状が少し傾いている姿がある方向から見ると、夕暮れ時に裏通りで顔を手拭で覆っている娼婦を連想するらしい。(昭和初期のイメージであろう)もっともらしい話であったので娼婦岩と信じていたが海図を見て「漢字が違わないか?」と思い始めて正式名称は孀婦岩という事を知った。

写真は小笠原父島に行く途中に(10年以上前)に撮影

間近で見たときは、棒状の岩が太平洋に刺さっているように思え、宇宙からの大きな隕石が刺さったのかと想像もした。実際は海底火山の噴火で小さな島が出来た時の中央の火口から溶岩が上がってきた物が固まったそうだ。噴火当時は周りに火山灰などで島が形成されたのだが長年の浸食で硬く固まった中央部分の溶岩だけが残り現在の景観を作ったとの事。
この記事を書いているとディズニーの「モアナ」やジブリの「ポニョ」に出てくる女神達を思い出す。海・女性・巨大など共通点を感じる。この孀婦岩も本当は女神では。「母なる大地」「母なる海」女性は生命の誕生を司る偉大な存在である。昔と比べ環境があらゆる方面から影響を受け、穏やかな気候が減ってきている事を実感させられている。野外で過ごす事を好む者としては心配である。さらなる女性の活躍が地球を守る事に直結すると思っている。

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