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ドミニオン戦術解説:寵臣

寵臣デッキは寵臣を連打して8金を出して属州を買っていくデッキです。

寵臣の強さとは

具体的なデッキ構成に入る前に寵臣の強さを紹介しておきます。
寵臣の強さは自己完結性にあります。寵臣でお金を出して寵臣で手札をリセットしてまたお金を出して……というシンプルながら強力な動きを寵臣だけで完結することができます。これだけでも8金を出すには十分なポテンシャルがあるため、寵臣だけでデッキを回すことさえ可能です。
また、寵臣はアタックカードでもあります。寵臣が打たれ始めると強かった手札が流され、弱い手札が来てしまうといったことがよく起こります。このような状況を突破するカードが寵臣です。手札の枚数こそ変わらないものの、弱いカードを流せるので弱い手札でターンを終えることは少なくなるでしょう。そもそも寵臣デッキならデッキが回す前提なので初手が4枚でも大きくは問題ないでしょう。

寵臣デッキを組もう

必要なもの


寵臣デッキでは寵臣などでお金を出す→寵臣で手札を補充を繰り返すことでデッキを回していきます。この流れを作るのに大事なのは次の3点です。

  • 寵臣の枚数

  • 初期デッキの圧縮

  • 寵臣以外の仮想コイン

まず寵臣の枚数ですが、寵臣が多ければ多いほど寵臣で金量を出す余裕が産まれるので多い方が良いでしょう。

初期デッキの圧縮も重要です。寵臣デッキでは「アクションカードで金量を出す→寵臣で引き直す」の動きを狙うため、その動きの邪魔となる財宝や勝利点は極力廃棄しておきましょう。

また可能なら寵臣以外の仮想コインもあると良いでしょう。寵臣が潤沢にあれば金量と手札リセットを寵臣だけで完結する事ができますが、寵臣の枚数が足りない場合金量確保は他のアクションも組み合わせたほうがより強いデッキになります。
特に祝祭や共謀者、手先のような、アクション権が減らないカードがオススメです。

構築手順

序盤 圧縮しつつ5金を狙おう
まずは引ききりデッキの定石通り初期デッキの圧縮をしましょう。礼拝堂のような強力な廃棄手段は勿論、金貸しのような5金が出しやすい廃棄カードも悪くないでしょう。

中盤 寵臣とパーツを集めよう
何はともあれ寵臣の枚数が大事です。5金を連打して寵臣を集めましょう。5金を出すために銀貨が必要な事がしばしばありますが、銀貨自体は寵臣デッキと相性が悪いので1,2枚に抑えるのがベターです。
第一に寵臣の枚数が大事ですが、適宜脇を固めるカードも購入すると良いでしょう。具体的にはアクション権を減らさずに金量を出せる祝祭や手先、寵臣を引いてくるための地下貯蔵庫などがあります。通常の引ききりデッキと違って手札を増やすカードの価値がやや落ちることに注意しましょう。

終盤 属州を買おう
デッキが十分に強くなったら属州を買いましょう。

デッキを回すポイント

寵臣のない山を作るな

寵臣デッキでやっては行けない事の1つに「寵臣が入っていない山を作る」ことが挙げられます。寵臣デッキは寵臣が肝ですから寵臣が無い山札では何もできません。その為寵臣デッキではリシャッフルを入れる前に捨て札に寵臣が十分に残っているか確認しましょう。残っていないなら寵臣でお金を出して購入フェイズに移りましょう。

回すことを目的とするな

手札最後の寵臣は手札入れ替えモードで使うのが定石です。ただし、コインで打つことで8金が出る場合や既に8金でていてデッキに購入権がなく寵臣が山にある場合などは寵臣を2金モードで打つことも大事です。特にゲーム終盤は邪魔なカードも増えてくるため、次の4枚で2金でない事もあるでしょう。属州は買えるときに買っておくべきです。

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