見出し画像

うみねこのなく頃にep7に入った

タイトルの通りうみねこのなく頃にがep7に入った。

金蔵は既に死んでいる、紗音と嘉音は肉体を共有する別人格である、というのがep5,ep6で明かされてきた。これらは意外性はなかったものの、とにかく見せ方が上手いし、意外な要素との絡みは見せてきたから大いに楽しめた。竜騎士は天才。


ep7も今のところ楽しい。ベアトリーチェと金蔵が繋がるきっかけとなった「直接のコミュニケーション可能な人間が彼女と金蔵しかしない」というギミックがそのまま殺し合いのギミックとしても機能するところであったり、真里亞がオカルトに目覚めるきっかけとしてして、彼女の家庭環境や(当時としては)物珍しい名前が機能するところなどなど、なんというか上手いなと思わされるようなエピソードが惜しみなく出てくる。

最終話に向けた各キャラの厚みを出す回、という役割もあるのだと思う。

知らねえ奴らについて

正直今のところはウィルの立ち絵が表示されるたびに「こいつ誰だよ」と言い続けている。「RPGツクールみてえなやつがよお」とも言っている。とはいえ理御とのコンビが馴染んできたら、愛着もわくだろう。

それはそうと理御は祖父による実子への性的虐待の結果が自分であるということを明かされた後もベアトリーチェとの馴れ初めにほっこりしたり、初めて会った男の尻をつねるといったことができるあたり、確実に金色の翼を心に宿していると思う。すごいメンタルだ。いや、自分が祖父と母の間にできた子だということに気づいてないだけなのかもしれないけど。

ここからの論点

・ベアトリーチェは何故この物語を生み出したのか(ベアトリーチェは何故ボトルメールを書いたのか)

・現代のベアトリーチェの出自について(何者なのか)

・実際の六軒島で起きた事件はどんなものだったのか

という三つのデカ目の論点があると考えている。理御というキャラクターをわざわざ今回出しているあたり、現代のベアトリーチェの出自がep7の焦点になるのだろう。犯人が何者なのかがわかった上で、ep8で何故この物語が存在するのか、というウィルが口を酸っぱくして言っている謎に移る展開なんじゃなかろうか。

ただうみねこのなく頃には今のところ全エピソードで「もうここまでやるの!!??」「次なにすんの!!??」という驚きを順当にいい意味でのみ思わせるスピード感で話が進んでいくため、上記の論点は全部ep7でやってしまうのかもしれない。竜騎士は天才なので。

私の考え

理御=19年前の男が順当に育てられたパラレルの存在

ベアトリーチェ=紗音=嘉音の中の人は、崖から落ちた赤子


崖から落ちた赤子は睾丸が破壊された


自認含めニュートラルな存在として成長した中の人は、戦人に惚れ、戦人も「白馬云々」とキザな約束をする。しかし、六年間もやってこなかった!

というのがベアトリーチェの背景にある話だとは思う。

女として生きる「紗音」は譲治の明確な子作り願望によって道を絶たれている。

仕事があまりできない紗音の慰めであるイマジナリーフレンドであるところの嘉音(だから紗音を責める人々に対して死ねばいいといった、あまり自分の思いであるということを認めたくない類の攻撃的な感情の発露をやたらする)=男として生きる道ではあるものの、戦人再来訪までにそこまで強固な自我は確立できなかった?(正直嘉音として生きる道に立ちはだかる壁は思いつかない)

正直ベアトリーチェの中の人についてはあんまり明確な答えは出せていない。ただ譲治とセックスしていませんよ〜という断りがちょくちょく入るのは、行為に及んだら確実に身体性=譲治の願望との不一致ががわかってしまうから、なのだと思う。つまり、ペニスは生えている。

妊娠できない女、という線も考えられなくはないけれど、それならセックスはしててもバレないし、なんなら結婚した後バレてもどうにかする手段はあるだろうから、やっぱベアトリーチェの中の人にはペニス生えていると思うよ。

ベアトリーチェの中の人にはペニスが生えているが、金玉がないのでレースの金玉袋は身につけていない(青字)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?