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2022.02.15

「クチナシ」の花由来とは? 祝福と怖い意味を持つ「クチナシ」を紹介

「クチナシ」の花を見たことはありますか? 白くて大ぶりの花を咲かせるのが「クチナシ」の花の特徴です。秋になるにしたがって黄色に変色し、オレンジ色の実をつけますが、花言葉にはどのようなものがあるのでしょうか。本記事では、そんな「クチナシ」の花言葉について解説します。

【目次】
「クチナシ」の花の特徴
「クチナシ」の香りとは?
「クチナシ」の花言葉とは?
「クチナシ」の品種と花言葉
日本では怖い印象を持たれる?
最後に

「クチナシ」の花の特徴

(c)Shutterstock.com

「クチナシ」の花を見たことはありますか? 白くて大ぶりの花を咲かせるのが「クチナシ」の特徴です。クチナシは5枚から6枚の白い花びらを持ちます。そして、秋になるにしたがって黄色に変色し、オレンジ色の実をつけるのです。

可憐な花を咲かせる一方で、実もつけるというのは珍しいかもしれませんね。この果実が「クチナシ」という名前の由来になっています。

「クチナシ」の名前の由来

「クチナシ」という名前、独特ですよね。改めて考えると「クチナシ」は「口無し」と同音です。どうして「クチナシ」という名前になったのか。それには、「クチナシ」の果実や、花に理由があるのではないかと考えられています。

一つ目は、「クチナシ」の果実が、実を熟しても割れないというところから「割れる口が無い」、そして「口無し」と転じて「クチナシ」と呼ばれるようになったのではないかという説です。

二つ目は、「クチナシ」の果実を食べていた蛇が、古来は「くちなわ」と呼ばれており、そこから「クチナシ」と呼ばれるようになったという説。

花の「ガク」が鳥のくちばしに似ていて、かつ、果実は梨に似ているため「くちばし」の「くち」と「梨」の「なし」で「クチナシ」と呼ばれるようになった説もあります。

もともと、「クチナシ」は和歌でも詠まれる花だったようで、和歌のなかでは「梔子」と「口無し」を掛けて詠み込まれていたようです。例えば、古今和歌集では「山吹の花色衣ぬしやたれとへどこたへずくちなしにして」という歌があります。

「クチナシ」の香りとは?

「クチナシ」は、花や果実だけでなく、香りも有名です。白くて大きな花びらからは、強い芳香を漂わせます。そのため、ジンチョウゲやキンモクセイと並んで「三大香木」と呼ばれ、愛されている植物です。

香りは、甘めの香りで、ジャスミンのような香りがすることから、英語では「ケープ・ジャスミン(Cape jasmine)」と呼ばれています。ちなみに、「ケープ」は、アフリカ大陸南端にある「喜望峰(Cape of Good Hope)」を指しているようです。

「クチナシ」の花言葉とは?

(c)Shutterstock.com

白くて愛らしい見た目と、甘くてロマンチックな香りを持つ「クチナシ」。一体、どんな花言葉があるのでしょうか。早速見ていきましょう。

日本での「クチナシ」の花言葉

日本では、「洗練」や「優雅」という「クチナシ」の見た目にふさわしい花言葉があります。特に女性の仕草や見た目を称賛する際に「クチナシ」という表現はぴったりです。

他にも「とても幸せです」や「喜びを運ぶ」という幸福や祝福を指す花言葉もあり、こちらは西洋の花言葉でも使われています。

西洋での「クチナシ」の花言葉

英語では「I’m too happy」、「Transport of joy」が「クチナシ」の花言葉です。

「クチナシ」の花は、胸に飾る花の代表格としても知られています。アメリカでは、ダンスパーティーの際に、男性が女性に「クチナシ」の胸飾りを贈る習慣があるようです。その女性側の嬉しい気持ちを表現するのにふさわしい花言葉ですよね。

花言葉の由来

17世紀のトルコには、花に意味を持たせ、愛する人へプレゼントする風習があったと言われています。このように花に意味を託してメッセージを送る風習を「セラム」というそうです。

この「セラム」がヨーロッパで広まり、更に日本にまで波及したことが花言葉の始まりとされています。ひとつの花に対して、それぞれの国のイメージで花言葉が付けられたので、さまざまな花言葉があるのです。

「クチナシ」の品種と花言葉

「クチナシ」は、世界に200種類以上もの品種が存在しているといわれています。例えば「ヤエクチナシ」という品種。もともと「クチナシ」は一重咲きの花なのですが、名前のとおり、八重咲きの「クチナシ」もつくられました。「ヤエクチナシ」という八重の大輪の花を咲かせる品種です。この「ヤエクチナシ」は天然記念物に指定されています。

他には、通常の「クチナシ」よりも一回り小さい「ヒメクチナシ」や、花や葉が丸みを帯びている「マルバクチナシ」など、それぞれ特徴を持った「クチナシ」があるので、好みに合わせて品種を選べるのが楽しいですね。

「クチナシ」の実用的な価値

(c)Shutterstock.com

また、「クチナシ」は、見た目良し、香り良し、花言葉良し、さらには実用的な面でも人の役に立ってくれるお花なのです。

「クチナシ」の果実は、食用として用いられたり、着色料や薬用として使われたりしています。薬用としては、止血や鎮静効果、不眠、精神不安に効果があるようです。

日本では怖い印象を持たれる?

「クチナシ」の花言葉を紹介しましたが、どの花言葉もポジティブな意味合いのものばかりでした。ですが、日本では「クチナシ」に怖いイメージを抱いている方もいるようです。

これは、日本独特のイメージだと考えられています。「クチナシ」の学名は「Gardenia jasminoides」で、英語名は、先にお伝えしたように「Cape jasmine」や「Common gardenia」です。

つまり、「クチナシ」という名前は日本特有のものになります。日本には、「死人に口なし」という慣用句があるため、怖いイメージを持たれる方がいたようです。

しかし、学名や英語名を見てわかる通り、本来の「クチナシ」には、そのような意味はありませんので、安心してくださいね。

最後に

「クチナシ」は、昔から、疲労回復や防腐効果があるとして知られており、重宝されていた植物です。見た目が可憐で美しいだけでなく、人々の役に立ってきた花「クチナシ」。このことを知っていると、今後「クチナシ」を見たときの印象も変わってくるのではないでしょうか。

現在においても、有名ブランドの香水に調合されています。この記事を読んで「クチナシ」に興味を持っていただけたら、ぜひテスターなどで試してみてください。

また、「クチナシ」は、香りが強いことから、風水において邪気を払うといわれています。その上、置く場所によっては、恋愛運がアップするというメリットも。

白い花は、北に置くと恋愛運がアップするようです。お花を置くことで、お部屋の印象もパッと明るくなり、運気も上がるので、試してみてはいかがでしょうか。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

【花言葉】


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