Enterprise Vault.cloud™ ジャーナリングガイド
- ジャーナリングの概要
- Exchange 2013 および 2016 の設定
- Exchange 2013 および 2016 の無効化
- Exchange 2010 の設定
- Exchange 2010 の無効化
- Exchange 2007 の設定
- Exchange 2007 の無効化
- Exchange 2003 標準の設定
- Exchange 2003 標準の無効化
- Exchange 2003 エンベロープの設定
- Exchange 2003 エンベロープの無効化
- Office 365
- Domino メール
- Google G Suite Enterprise Gmail
- ジャーナリングの追加情報
Exchange 2003 のジャーナリングのトラブルシューティング
標準およびエンベロープ:
ジャーナリングコンタクトの SMTP 電子メールアドレスのスペルが正しいことを確認します。
SMTP コネクタを追加または削除するときは、SMTP サービスを必ず再起動します。SMTP を再起動するには、[スタート]、[実行]の順に移動して「services.msc」と入力します。[サービス]ダイアログボックスが表示されます。リスト内から[SMTP (簡易メール転送プロトコル)]を選択します。左側のナビゲーションメニューで[再起動]をクリックします。
ファイアウォールがアウトバウンドの電子メールをブロックする場合があります。
多くのファイアウォールが、TLS 暗号化を使用して送信された電子メールをブロックすることがあります。すべてのアウトバウンドの電子メールを許可するオプションが設定されている場合でも、電子メールがブロックされる可能性があります。
Cisco Systems 社製のファイアウォールを使用している場合、ESMTP パケット検査が有効化されて、TLS 暗号化された電子メールがブロックされる可能性が高くなります。詳しくは、次の URL で Cisco Systems 社のサポートを参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/docs/security/asa/asa72/release/notes/asarn723.html#wp219670
ジャーナリングコンタクトのドメイン名を使用して有効化された送信コネクタがないことを確認します。
telnet コマンドをスマートホストに実行して、接続の問題があるかどうかを確認します。220 のバナーが返されます。
エンベロープのみ:
電子メールはジャーナリングユーザーメールボックスにジャーナリングされますが、アーカイブに電子メールは表示されません。ジャーナリングユーザーメールボックスに、サーバー側の転送が正しく設定されているかどうかを確認します。
サーバーで自動転送を有効にする必要があります。Exchange システムマネージャを開き、[グローバル設定]、[インターネット メッセージ形式]の順に選択します。
[形式]、[デフォルト]の順に選択し、右クリックして[プロパティ]を表示します。[詳細]タブで、[自動転送を許可]の隣にあるボックスにチェックマークを付けて[OK]をクリックします。ユーザーが転送ルールを設定することを制限するには、アドレススペースの新しいドメインルールを作成し、自動転送を許可するように設定します。自動転送は、アドレススペースに対してのみ動作します。
ジャーナリングメッセージを取得するトランスポートルールがないことを確認します。
電子メールをジャーナリングしているが、一部またはすべての電子メールが正しくアーカイブされていない場合は、次のことを調べます。
配布グループにはジャーナリングしないようにします。ジャーナリング受信者のメールボックスに直接ジャーナリングする必要があります。
転送が、Active Directory のジャーナリング受信者のメールボックスに設定されていないことを確認します。
プレーンテキストまたは HTML 形式を使用して、ジャーナリングのメッセージ形式を設定します。