横綱照ノ富士が霧島を圧倒 怪力で持ち上げそのまま土俵外へ 優勝決定戦でも琴ノ若を圧倒 霧島の綱取りは絶望

 霧島(手前)を寄り切りで下した照ノ富士(撮影・開出牧)
 霧島(左)を寄り切りで下した照ノ富士(撮影・開出牧)
 霧島を寄り切りで下し分厚い懸賞の束を手に引き揚げる照ノ富士(撮影・開出牧)
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 「大相撲初場所・千秋楽」(28日、両国国技館)

 2敗で並んでいた関脇琴ノ若が翔猿を下し2敗をキープ。結びの一番で横綱照ノ富士も勝ち、優勝決定戦へもつれ込んだ。

 力水を照ノ富士からつけられて臨んだ一番。翔猿とは過去6勝6敗と得意ではなかった相手だが、しっかりと相手をつかまえると、最後は上手投げで翔猿を下した。結びの一番では照ノ富士が霧島を怪力で担ぎ上げ、そのまま土俵の外へ送り出した。

 優勝決定戦では白熱の力相撲となったが、最後は琴ノ若を力強く寄り切って通算9度目の優勝を決めた。土俵では鬼の形相を浮かべていた横綱が、花道を引き揚げる際、わずかに笑みを浮かべた。

 綱取りが期待された霧島は4敗目となり、綱取りは絶望となった。

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