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カテゴリ:IT関連
Ubuntuを入れてとりあえず使える状態まで持ってきたのですが、いまからいろいろカスタマイズをすることを考えると、現在のハードディスクのイメージをバックアップしておいて、それを復元できるようにしておかなければいけないと思い、その方法を探してみました。
まずはWindowsだとどうかと思って探してみたところ、有料ですが『Acronis TrueImage』、『Norton Ghost』などのソフトがあるようです。次にLinuxで探してみたところ無料(フリー)で『g4u』、『g4l』などのバックアップソフトがある模様です(ddコマンドでもバックアップが取れそうですが、そちらはおいておきます)。 『g4u』と『g4l』の主な特徴 ・ハードディスクをイメージとして丸ごとバックアップできる ・FTPサーバを別途用意すれば、FTP経由でバックアップ・リストアが可能 ・Windowsにも対応(ボリュームライセンスではなく同じパソコンにリストアしない場合は、バックアップ前にriprepコマンドを使用する必要がありそうです。) ・『g4l』には、Memtest86などの自己診断ツールも付属 『g4u』と『g4l』の大きな違いは、『g4u』がコマンドベースなのに対して、『g4l』はGUIベースであることのようなので、当然『g4l』を使いました。使い方は、「gigazineでのGhost4Linux紹介記事」やhollyさんのblog 「g4l 使ってみた」をご参照いただきたいのですが、簡単に使い方を記載するとこんな感じです。 <大まかな方法> ・バックアップ 1.『g4l』をダウンロードして、ISOイメージでCDに焼く(ISOイメージに焼くには、iso-Recorderを使用しました) 2.g4lのCDから起動(1で作成したもの)し、g4lコマンドを入力し起動する 3.バックアップ先、ファイル名などを設定し、バックアップを実施する ・リストア 1.g4lのCDから起動(1で作成したもの)し、g4lコマンドを入力し起動する 2.リストア元、ファイル名などを指定し、バックアップを実施する なんて簡単。このようなソフトが無料で公開されているなんて本当にすばらしいです。ただひとつ困ったことは、3GB程度しか使用していないlinuxパーティション(/dev/sda1 30GB)をg4l(Ghost4Linux)でバックアップしてみたところ、24GBのバックアップファイルができてしまいました。 原因をネットでしらべてみると、未使用領域のデータを一度0x00や0xffに変えてあげないと圧縮率が非常に悪くなるということらしいです。Windowsであればcipher.exeで可能ですが、Ubuntuもしくはlinuxでないかなとおもって探してみたところ、以下の方法がありそうでした。 <NULLを空き領域に書き込むユーティリティーとして検討したもの> 【Linux(Ubuntu)】 ・Linux Tipsの北浦訓行さんの記事のファイルを完全に消去するには ⇒Linuxでファイルを完全に消去するには、shredコマンドを使うとのことなので記事を読んで下記を実行してみたのですが、ランダムファイルは書き込まれるようですが、ZEROにならない感じでしたので途中で中断。 (用例) sudo shred -n 1 -v /dev/sda1 sudo shred -n 1 -v /dev/sda3 ・secure deleteパッケージ(別途インストール)に入っている sfillパッケージを使う方法。 (用例) sudo sfill -f -v /home/abc Wipe mode is secure (38 special passes) Wiping now ... Creating /home/abc/oooooooo.ooo ... ⇒実行させていたのですがあまりにも長かったため途中で中断しました。 ・ddコマンドで大きなゼロファイルを作って、それを消す方法 (用例) dd if=/dev/zero of=/0bits bs=20971520 rm /0bits ⇒空き領域がいっぱいになるまで、ヌルファイルを作成して消す。 (実行結果) sudo dd if=/dev/zero of=0bits bs=20971520 途中でCTL+Cで止めました。 ^C 803+0 記録始め 803+0 記録終わり 16840130560 バイト (17 GB) コピー終了, 1844.71 s, 9.1 MB/s rm 0bits rm: remove write-protected 通常ファイル `0bits'? y とりあえず、30GB中の17GB分をNULLで埋められました。 <参考>g4u - Harddisk Image Cloning for PCs 【Windows】 cipher.exeコマンド 本コマンドは空き領域を 0x00で埋め尽くした後、0xFFで埋め尽くし、最後にランダムデータで埋め尽くします。よって、g4lやg4uなどでバックアップする際には、0x00の手順が終わったところでCTL+Cでコマンドをとめてあげることが必要です。 (用例) Cドライブが対象の場合 cipher /w:c: 結局採用した手順は『ddコマンドで大きなゼロファイルを作って、それを消す方法』です。この手順でバックアップを取ってみたところ、24GBだったのバックアップファイルが1.4GBになりました(USB2.0外付けHDDリカバリ元・先とも使っていたため結構時間はかかり、バックアップに1時間、リカバリに1時間15分程度でした。内蔵HDDならもっともっと早いのではないかと思います)。 これでいつでも元の状態に戻すことが可能なので、どんどんいじって行きたいと思います。 (追記)g4lを使えばノートブックのHDDの換装などもできそうな気がしてきました。 ハードウェアだとこんな製品もあるようです。 COQ25U2(CENTURY OS救急BOX・まるごとバックアップ&リストア・外付けHDDとして利用可) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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