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百画遼乱 漫画語り

百画遼乱 漫画語り

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2023.03.14
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カテゴリ:漫画
懐かしのジャンプ黄金時代の漫画。

この作品は普段漫画を読まない父が「花の慶次」と並んで愛読していた漫画でした。

本作品はジャングルに捨てられた赤子が成長してハンターから動物たちを守る優しい青年になるといったコンセプトで始まっています。

タイトルに「新」とついていますが、この作品は当初はギャグ漫画でした。いつしか「ドラゴンボール」や「幽遊白書」のようにシリアス展開の長編を挟むようになりましたが、ギャグも全編通してやってます。その点で「銀魂」のような流れが一番近いかもしれません。

単行本は「新」からしか置いてないかもしれませんが、文庫版は旧版から始まっています。

本作品は相当にクセがあり、絵柄や下品なギャグで敬遠される読者も多いと思います。絵柄に関しては下手とかではなく、好き嫌いがある絵柄かと思います。むしろ戦闘描写に関しては全漫画を通してトップクラスに上手いです。

ギャグに関しては笑えるのですが、こちらも大いに人を選びます。これに関しては女性読者を取り込むのはほぼ無理なレベルで品がないギャグが多いです、、、何気ないギャグがハイセンスではあるんですが。

しかし、この漫画の真骨頂は、この作者の真骨頂はシリアス長編です!長編に関してはハズレなしで面白いです。普段のギャグから一遍して熱いシーンや泣けるシーン、凄惨なシーンがこれでもかと押し寄せます。

改造人間編、バンパイア編、クローン編は特に面白い話ですが、物語が暗すぎて胸が苦しくなります。私がこの作品で最初に衝撃を受けたのは、中華拳法トーナメント編のとあるシーンです。子供心に胸が苦しくなりました。

中国の西派拳法32門派のトップを決めるトーナメント。10年に一度開かれるトーナメントで優勝した流派が残り31派を束ねる事ができるというもの。敵である黒龍拳は拳士を暗殺者として、依頼を受け巨額の富を築きたい。対して前回優勝した白華拳は純粋に拳を磨き、門外不出を貫きたいと考える流派です。

トーナメント前に白華の拳士3人が暗殺され、助っ人として参加したターちゃん。そのターちゃんの目の前で、気を使い果たし戦闘不能になった白華の趙がなぶられ頭部に攻撃の気を注入されます。

「さすが白華の師範だ。並みの人間なら頭がふっとんでるはずなんだが」

初めて読んだときは、怖くて震えました。ちなみに先鋒の選手は片腕切られてます怖



この作品は少年誌掲載だったんですが、このような凄惨なシーンが多いです。(ギャグとのギャップがすごい)苦手でなければ、名作であるのは間違いないので、ぜひ読んでください!









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最終更新日  2023.03.14 21:19:19
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